ヒョンビン
ヒョンビンは韓国の俳優である。2003年にデビューし、『私の名前はキム・サムスン』『シークレット・ガーデン』で人気を得た。『愛の不時着』で国外にも名を広げ、『ハルビン』で第46回青龍映画賞主演男優賞を受賞。2025年からはDisney+『メイド・イン・コリア』に主演している。[8][13][14]
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08
生い立ちとデビューまで
学校祭の拍手が原点
ヒョンビンが演技に惹かれたのは高校時代である。友人同士で学芸会のように準備した芝居を学校の祭りで上演し、終演後に小さな劇場で幕が閉じるとき客席から届いた拍手が、ほかの何とも違う強さで胸に響いたという。2025年12月に出演したYouTubeチャンネル『요정재형』で本人は、その拍手をもう一度聞きたいという思いが時間がたっても消えず、演技をきちんと学ぼうと決めて大学進学を志したと振り返っている。[7]
父と交わした「合格」の約束
ただし父親は息子が俳優を目指すことを快く思っていなかった。そこで二人は、中央大学の演劇映画学科に合格すれば演技の道を認め、不合格ならもう演技の話は持ち出さない、という約束を交わした。本人いわく「運よく」合格し、それ以降、父は演技について何も言わなくなったという。デビュー後の歩みも順風満帆ではなく、OBSの特集によればスクリーンデビュー作『돌려차기(回し蹴り)』は興行的に振るわなかったが、シットコム『ノンストップ4』やドラマ『アイルランド』に出演しながら着実に経験を積んでいった。[7][8]
活動の歩み
キム・サムスンからシークレット・ガーデンへ
転機は2005年の『私の名前はキム・サムスン』である。財閥2世のヒョン・ジノンを演じ、OBSの特集によると同作は視聴率50%を記録し、演技大賞で8部門を占めた。続く映画『百万長者の初恋』は興行面で苦戦したが、2010年にはキム・ウンスク脚本の『シークレット・ガーデン』に主演する。本人は当時、キム・サムスン以来ラブコメディから離れていて、再び演じたいと思っていた頃に出会った作品だと語っている。同作で2011年5月26日の第47回百想芸術大賞TV部門大賞を受賞したが、すでに入隊していたため授賞式には出席できず、映像でファンに思いを伝えた。[8][9]
海兵隊での兵役と復帰
人気の絶頂にあった2011年3月、ヒョンビンは海兵隊に1137期として入隊し、白翎島の第6旅団で戦闘兵として勤務した。21か月の服務を終えて2012年12月6日に除隊し、京畿道華城の海兵隊司令部前で、氷点下の早朝から待っていた国内外のファンに敬礼と大きなお辞儀で挨拶した。軍で多くを見て学び、より強くなったと語る一方、「その間、演技がとてもしたかった」と口にしたところで涙があふれ、しばらく言葉が続かなかった。復帰後は時代劇映画『王の涙 -イ・サンの決断-』で正祖を演じ、2017年の『コンフィデンシャル/共助』では北朝鮮の刑事イム・チョルリョン役で780万人の観客を動員したと、OBSの特集は伝えている。[10][8]
愛の不時着とハルビン
2019年12月14日に始まったtvN『愛の不時着』(脚本パク・ジウン、演出イ・ジョンヒョ)では、北朝鮮の最前線警備隊に所属する大尉リ・ジョンヒョクを演じた。韓国の英字紙は、同作や『アルハンブラ宮殿の思い出』を彼の柔らかなイメージを代表する作品として挙げている。2024年12月24日公開の映画『ハルビン』(ウ・ミンホ監督)では、伊藤博文暗殺に至る安重根を演じた。2025年11月19日の第46回青龍映画賞でこの役により主演男優賞を受賞し、OBSは、デビュー22年目で初めての同賞受賞だったと報じている。[11][13][14][8]
初のOTT作品で初の悪役
ウ・ミンホ監督と再び組んだDisney+のシリーズ『メイド・イン・コリア』は、ヒョンビンにとって初めてのOTT作品であり、デビュー以来初めての悪役でもある。1970年代を舞台に、国家を利用して富と権力の頂点を目指す中央情報部の課長ペク・ギテを演じた。本人は、ウ監督が『ハルビン』の時と同様に俳優から新しいものを引き出そうとしてくれる点がありがたいと語っている。シーズン1は2026年1月14日までに全話が公開され、続くシーズン2は2026年9月23日に完結した。同年10月の第31回釜山国際映画祭では、監督や共演のチョン・ウソン、ウ・ドファンとともに野外舞台挨拶に立っている。[15][16]
エピソード
リ・ジョンヒョクの方言と体づくり
『愛の不時着』の放送前、ヒョンビンは役作りについて語っている。人物の背景が北朝鮮であるため、北朝鮮の言葉を自然に話せることが何より重要だと考え、本格的な撮影に入る2〜3か月前から北朝鮮語の講師について準備したという。以前の作品で経験していた分やりやすい面もあったものの、それでも難しかったと明かしている。また、外見からも強靭な軍人に見えるよう、体を大きくし、日焼けもしたと説明している。[11]
安重根役の重圧と零下40度
安重根役のオファーを受けた当初、ヒョンビンはその責任の重さを担える自信がなく一度は断ったと、青龍映画賞の受賞スピーチで明かしている。最後まで手を引いてくれたのがウ・ミンホ監督だった。撮影中も重圧は想像を超え、最後まで乗り越えられないまま撮り終えたと語る。仲間を失った安重根が凍った豆満江を一人で渡る場面は、モンゴルの零下40度の凍結湖で撮影され、本人は少し怖く、寒く、孤独だったと回想した。撮影最終日の処刑場面を終えたときは、背負ってきた重荷を下ろすような気持ちで、泣き出しそうになったという。公開直前には13年ぶりにトーク番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』に出演し、20代、30代の頃は守りの姿勢で仕事をしていたが、今は少しずつそれを手放していると話した。[14][13][12]
ペク・ギテのための増量
『メイド・イン・コリア』では、スーツが体にぴったり合う中央情報部要員らしい威圧感を出すため、撮影前に13〜14kg増量した。前作『ハルビン』では監督から筋肉を落とすよう求められ1年以上運動をしていなかったため、再び筋肉をつけるのは最初は苦しかったという。国旗への誓いを叫んだ後に葉巻をくゆらせるシーズン1のラストは、撮影当日に監督が急きょ提案して撮った場面だった。悪役という見方には「ペク・ギテは悪役なのか」と問い返し、2026年10月の釜山では、2024年7月から2026年3月まで続いた撮影を振り返り、ペク・ギテをまだ手放せていないと語っている。[15][16]
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。
- ヒョンビン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 愛の不時着 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ザ・ネゴシエーション — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- アルハンブラ宮殿の思い出 (テレビドラマ) — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 王宮の夜鬼 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- コンフィデンシャル/共助 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ヒョンビン、父の反対を押し切った俳優の夢——「中央大演劇映画科に合格して納得させた」(YouTube『요정재형』出演)スポーツ京郷(Daum掲載)/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- [K俳優研究所]父との約束から始まった演技人生——ヒョンビンの歩みOBS/公式一次情報/確認日 2026-10-08
- 『シークレット・ガーデン』のヒョンビン、百想芸術大賞TV部門大賞MBN/参考出典/確認日 2026-10-08
- ヒョンビン、国内外のファンの歓声の中で除隊聯合ニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『愛の不時着』ヒョンビン、北朝鮮の方言を数か月前から準備シングルリスト/参考出典/確認日 2026-10-08
- Actor Hyun Bin almost 'burst into tears' after finishing shooting for 'Harbin'Yonhap News Agency/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- Playing a patriot: 'Harbin' actor Hyun Bin says pressure was 'beyond imaginable'Korea JoongAng Daily/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- ヒョンビン、青龍映画賞主演男優賞を受賞スターニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
- [インタビュー]ヒョンビン「ペク・ギテは悪役?私たちを映す鏡」ニューシス/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- ヒョンビン「『メイド・イン・コリア』の時間は夢のよう、ペク・ギテをまだ手放せない」[BIFF]毎日経済(スタートゥデイ)/参考出典/確認日 2026-10-08