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キム・ソンホ

김선호Kim Seon-ho
俳優・女優

キム・ソンホは1986年生まれの俳優である。大学路の舞台で約8年経験を積んだのち、『スタートアップ: 夢の扉』『海街チャチャチャ』で大ブレイク。2021年の私生活騒動で一時活動を退いたが、映画『貴公子』やNetflix『恋の通訳、できますか?』で再び第一線に立っている。

更新 2026-10-09/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

内気な少年が演技と出会うまで

キム・ソンホは1986年5月8日生まれ。子どもの頃は非常に内気で、クラスメイトの前で教科書を一行読むことさえつらかったと本人が語っている。もともと俳優を夢見ていたわけではなく、高校3年のとき友人について演技の受験予備校へ行ったのが最初の接点だった。別の人物の感情を舞台の上で表現するうちに、心の中に抱えていた萎縮した部分を手放せるようになり、性格まで変わっていったという。彼にとって演技は進路の選択であると同時に、自分を癒やす過程でもあった。その後、ソウル芸術大学の放送芸能科で演技を学んでいる。

大学路で鍛えた8年間

プロとしての出発点は2009年の舞台『ニュー・ボーイング・ボーイング』である。そこから約8年間、ソウルの小劇場街・大学路を拠点に『屋根部屋の猫』『トゥルー・ウエスト』『クローサー』など数多くの演劇に出演し続けた。テレビや映画で名前が売れる前のこの時期に、相手役との呼吸や感情の積み上げ方を体で覚えたことが、のちの自然な演技の土台になったと評されている。舞台出身俳優らしく、テレビで人気を得た後も演劇への出演を続けており、映像と舞台を行き来する姿勢は現在まで変わっていない。長い下積みを経て30代でテレビに本格進出したという遅咲きの経歴も、彼の大きな特徴である。

活動の歩み

テレビ進出と主演への道

テレビドラマへの本格進出は2017年の『キム課長』で、同年には『トゥー・カップス』にも出演した。名前が広く知られるようになったのは2018年のtvN『100日の朗君様』で、県監チョン・ジェユン役を演じて視聴者の目に留まった。2019年にはJTBC『ウラチャチャ ワイキキ2』でデビュー後初めてミニシリーズの主演を務め、同年秋のtvN『幽霊を捕まえろ』では地下鉄警察隊の班長コ・ジソク役でムン・グニョンと組んだ。わずか2年ほどで脇役から主演級へと立場を変えていったことになる。その合間の2019年11月から翌年1月までは、大学路で演劇『メモリー・イン・ドリーム』の主人公イーデンを演じている。

『1泊2日』と大ブレイク

2019年12月からはKBS『1泊2日』シーズン4の固定メンバーに加わり、バラエティ初心者らしい不器用さから「イェッポ(バラエティのひよっこ)」の愛称で親しまれ、2020年のKBS芸能大賞でショー・バラエティ部門の新人賞を受けた。同年のtvN『スタートアップ: 夢の扉』では投資家ハン・ジピョンを演じ、主人公を陰から支える役どころが熱狂的な支持を集めて、二番手でありながら事実上の主役級の人気を得た。続く2021年の『海街チャチャチャ』では海辺の村の何でも屋ホン・ドゥシク、通称「ホン班長」を演じ、作品のヒットとともにトップ俳優の仲間入りを果たした。

騒動からの再起

しかし2021年10月、元交際相手を名乗る人物がオンライン上に、交際中に妊娠中絶を求められたなどとする告発文を投稿し、大きな騒動となった。キム・ソンホは謝罪文を出し、『1泊2日』を降板、広告契約の多くも打ち切られた。その後、告発内容とは異なる事情を伝える報道も出ている。復帰の場に選んだのは舞台で、2022年の演劇『タッチング・ザ・ボイド』に出演した。2023年にはパク・フンジョン監督の映画『貴公子』で初めて商業映画の主演を務め、2024年には同監督のDisney+シリーズ『暴君』にも出演。2025年のNetflix『おつかれさま』への出演でも話題を呼び、俳優として着実に信頼を取り戻していった。

『恋の通訳、できますか?』と近況

2025年2月にファンタジオと専属契約を結び、2026年1月にはNetflixシリーズ『恋の通訳、できますか?』が公開された。ホン姉妹の脚本による全12話のラブコメディで、日本やカナダ、イタリアなど各国でロケが行われた。キム・ソンホは多言語を操りながら恋愛には不器用な通訳者チュ・ホジンを演じ、コ・ユンジョン演じるトップスターとの掛け合いが好評を博してグローバルTOP10入りを果たした。一方で同年2月には、2024年に設立した1人法人を通じて報酬を受け取っていたことが税金逃れではないかと報じられた。本人側は演技活動や演劇制作を目的に設立した法人だと説明しつつ、運営への認識が甘かったと謝罪し、個人所得税を追加で納付して法人の廃業手続きを進めていると明らかにした。

エピソード

「純朴な人」という評判

舞台仲間の間では、キム・ソンホは飾り気のない人柄で知られている。『トゥルー・ウエスト』で稽古から本番まで2か月近くをともにした俳優の一人は、彼の素直さを楽しそうに振り返り、今もたまに電話をする間柄だと話している。『1泊2日』での「イェッポ」というあだ名も、番組の段取りに慣れず、まじめに戸惑う姿がそのまま愛されたことから生まれたものである。テレビで人気が急上昇した後も、本人はたびたび演劇の舞台に戻っており、映像作品の合間に大学路の劇場に立つことを大事にしてきた。

二番手から主役へ

『スタートアップ: 夢の扉』では、ハン・ジピョンが主人公と結ばれない展開に視聴者の間で「二番手症候群」と呼ばれる現象が起き、彼の名前は放送のたびに話題となった。この熱が冷めないうちに出演した『海街チャチャチャ』で、今度は正真正銘の主役として恋を成就させる役を得たことが、ブレイクを決定的なものにした。一方、2021年の騒動の後はしばらく地上波の番組から姿を消した。それでも舞台、映画、配信ドラマと段階を踏んで活動の場を広げ、『恋の通訳、できますか?』で再び恋愛ドラマの主役を担ったことは、復帰の一つの到達点として受け止められている。

プロフィール

生年月日
1986年5月8日[1]
出生地
韓国[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優・女優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2017年トゥー・カップスAmazonで探す투깝스出演[2]
  2. 2018年100日の朗君様Amazonで探す백일의 낭군님出演[3]
  3. 2021年海街チャチャチャAmazonで探す갯마을 차차차 (드라마)出演[4]
  4. 2023年貴公子Amazonで探す귀공자出演[5]
  5. 2024年暴君Amazonで探す폭군出演[6]
  6. 2026年恋の通訳、できますか?Amazonで探す이 사랑 통역 되나요?出演[7]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. キム・ソンホ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  2. トゥー・カップス — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  3. 100日の朗君様 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  4. 海街チャチャチャ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  5. 貴公子 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  6. 暴君 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  7. 恋の通訳、できますか? — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09