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キム・ジウォン

김지원Kim Ji-won
俳優・女優

キム・ジウォンは1992年ソウル生まれの俳優。CMの「オランCガール」として注目され、『太陽の末裔』『サム、マイウェイ』『私の解放日誌』を経て、2024年の『涙の女王』でtvN歴代最高視聴率を記録する主演作を得た。

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

シカゴ滞在と検定試験

1992年10月19日、ソウルで姉妹の次女として生まれた。前に出るタイプではなかったが表現することは好きで、小学校の学芸会では小さな役でも進んで引き受け、中学時代には教会でピアノの伴奏を担当した。中学1年のときには親戚の住む米国シカゴでしばらく暮らしている。帰国後に復学すると学年を1年やり直す必要があったため、学校を辞めて中学卒業程度の検定試験に合格し、そのまま高校へ進んだ。遠回りに見える選択だが、本人の進路を早くから自分で決める性格がうかがえる。

スカウトから3年の練習生生活

2007年、中学3年のときに街でスカウトされ、最初の事務所に入った。それまで俳優を夢見たことはなかったという。デビューまでの3年間は進路を限定せず、演技に加えてボーカル、ダンス、日本語まで幅広く学んだ。練習生時代には同じ事務所の歌手ユンナのミュージックビデオに「ジェシカK」の名で出演し、音楽番組でキーボードとコーラスを務めたこともある。2010年、BIGBANGと共演した携帯電話のCMで正式にデビューし、同年の清涼飲料「オランC」のCMで一躍顔が知られた。2011年には東国大学の演劇学部に進学している。

活動の歩み

シットコムから悪役への挑戦

2011年、チャン・ジン監督の映画『ロマンチック・ヘブン』で本格的に俳優活動を始め、同年のシットコム『ハイキック3~短足の逆襲』では本人と同名の役で親しまれた。同作の終了後には日本で歌手デビューする計画も報じられたが、実際にはオムニバスホラー映画『무서운 이야기(怖い話)』の1・2作目や『美しき君へ』など演技の仕事が続いた。転機は2013年の『相続者たち』である。誰にも愛されない令嬢ユ・ラヘルで初めて悪役を演じ、流暢な日本語の台詞も注目された。翌2014年の『カプトン』では一転して明るい女子高生ウェブ漫画家を演じ、振り幅の広さを示した。同年にはソ・ジソブと済州島を舞台にしたウェブドラマ『좋은날(いい日)』にも出演している。

『太陽の末裔』で一気に飛躍

2016年の『太陽の末裔』では、陸軍士官学校出身の軍医ユン・ミョンジュ中尉を演じた。身分の違いを理由に身を引こうとする曹長ソ・デヨン(チン・グ)に、自分から想いをぶつけていく役どころで、「ケガしないでください。命令です」という台詞は名場面として今も語られる。最高視聴率38.8%を記録した作品は社会現象となり、本人ものちに、演技の幅を広げてくれた「人生作」に挙げている。翌2017年、メインの主演を初めて務めたのが『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』である。アナウンサーを目指しながら現実に阻まれるチェ・エラを演じ、パク・ソジュンと共演。視聴率は回を追うごとに上がって最終回は13.8%に達し、エラが面接に臨む第8話の場面はJTBC『ニュースルーム』のアンカーブリーフィングでも紹介された。2018年には映画『朝鮮名探偵 吸血怪魔の秘密』で時代劇に初挑戦し、『ミスター・サンシャイン』にも特別出演した。

解放日誌と涙の女王

2019年の大作『アスダル年代記』では、運命に導かれて権力に目覚める少女タンヤを演じた。2020年のカカオTV『都会の男女の恋愛法』で初めてOTT作品に出演し、2022年の『私の解放日誌』では無口で孤独な会社員ヨム・ミジョンを抑えた演技で表現した。劇中の「私を崇めて」という台詞は流行語となり、百想芸術大賞の女性最優秀演技賞候補にも挙がった。2024年の『涙の女王』では財閥3世のホン・ヘインを演じ、最終回24.9%でtvN歴代ドラマ最高視聴率を塗り替えた。Netflixでも長く上位にとどまり、海外でも広く知られる作品となった。2026年10月9日に初回を迎えるSBS『닥터X: 하얀 마피아의 시대(ドクターX:白いマフィアの時代)』で天才外科医ケ・スジョンとして約2年半ぶりにドラマへ戻る。初めてのジャンルもの主演となる。

エピソード

自ら歌ったCMソング

出世作となったオランCのCMでは、流れるCMソングを本人が歌って録音している。練習生時代に鍛えた歌声と日本語はその後も折に触れて披露され、ファンの間では「隠れた特技」として知られる。デビューから何年経っても「オランCガール」と呼ばれることについては、残念に思ったことはないと語っている。その呼び名はどんな形であれ自分を覚えていてくれる証しであり、呼ばれなくなるのは別の作品を積み重ねてきた証しでもあるので、どちらにも良さがある、という受け止め方だった。

役に教わったこと

『都会の男女の恋愛法』ではサーフィンの場面のため、もともと苦手だった水への恐怖を練習で克服したという。役を演じ終えた後、以前の自分は弱点を隠してできることだけを見せようとしていたが、欠点も自分の一部だと受け入れるイ・ウノの姿に慰められたと振り返った。『太陽の末裔』のミョンジュについては、自分の気持ちを隠さず口にできる人は本当に勇敢だと語り、台本から多くを学んだと話している。共演者やスタッフからは、相手を選ばず誰にでも同じように気を配る人柄を称える声が多い。

脚本家との縁と事務所の歩み

脚本家キム・ウンスクとは3度組んでいる。『相続者たち』『太陽の末裔』の後、2018年の『ミスター・サンシャイン』には特別出演の形で参加し、チン・グとともに登場。ヒロインのコ・エシンの母キム・ヒジンという義兵の役で、出番は短いながら印象を残した。所属事務所は、最初の事務所からキングコング by スターシップ、ソルトエンターテインメントを経て、現在はハイジウムスタジオに所属している。撮影がない日はほとんど家で過ごす「家好き」を自任し、小学生のころから6〜7年続けたピアノも特技の一つである。

プロフィール

生年月日
1992年10月19日[1]
出生地
衿川区[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2024年涙の女王Amazonで探す눈물의 여왕出演[2]
  2. 2020年都会の男女の恋愛法Amazonで探す도시남녀의 사랑법出演[3]
  3. 2022年私の解放日誌Amazonで探す나의 해방일지出演[4]
  4. 2018年ミスター・サンシャインAmazonで探す미스터 션샤인出演[5]
  5. 2017年サム、マイウェイAmazonで探す쌈 마이웨이出演[6]
  6. 2019年アスダル年代記Amazonで探す아스달 연대기出演[7]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. キム・ジウォン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. 涙の女王 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. 都会の男女の恋愛法 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  4. 私の解放日誌 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  5. ミスター・サンシャイン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  6. サム、マイウェイ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  7. アスダル年代記 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08