パク・ミニョン
パク・ミニョンは韓国の俳優。2006年のシットコム『思いっきりハイキック!』で本格的にデビューし、『トキメキ☆成均館スキャンダル』『キム秘書はいったい、なぜ?』『私の夫と結婚して』などで主演を務めた。時代劇からラブコメ、復讐劇、スリラーまで毎年のように主演作を重ねている。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08
生い立ちとデビューまで
米国での日々と俳優の夢
パク・ミニョンは1986年、ソウルに生まれた。韓国で小学校を終えると米国へ渡り、ペンシルベニア州フィラデルフィアで中学・高校時代を過ごしている。異国での暮らしのなかで故郷を恋しく思い、韓国のドラマや映画をむさぼるように見ていたことが、演じる側に回りたいという夢につながった。やがて母親を説得して帰国を決め、高校卒業程度認定試験(検定考試)に合格して大学進学の道を開く。東国大学校芸術大学の演劇学部に進んで演技を専門的に学び、のちに同大学の大学院でも公演芸術を修めた。現場で後輩と打ち解けたいときには「アメリカ帰りだからタメ口でいい」と冗談めかして距離を縮めるという。
CMモデルから『ハイキック』へ
芸能活動の出発点は2005年、通信会社のCMモデルだった。ただし本人が俳優としての起点に数えているのは、翌2006年に始まったMBCのシットコム『思いっきりハイキック!』である。このオーディションには当時の芸能事務所の新人がこぞって集まったといい、役をつかんでも喜びより先に「やり遂げられるだろうか」という怖さが来たと振り返っている。演じたのは突拍子もない言動で笑いを誘うカン・ユミで、撮影を重ねるうちに制作陣や先輩・同僚の後押しで不安は消えていった。同作は放送から長い年月がたった今もネット上で繰り返し視聴されており、本人もつらい時期に偶然見始めて2時間見続けてしまったことがあると笑う。[10][12]
活動の歩み
時代劇と現代劇を往復した20代
『ハイキック』の終了後まもなく、2007年のKBS『アイ・アム・サム』でヒロインに抜擢され、以後ほぼ毎年のように主演作を発表していく。2008年は『伝説の故郷』の九尾狐、2009年は『自鳴鼓』の楽浪の王女と、時代劇の経験も積んだ。大きな転機は2010年の『トキメキ☆成均館スキャンダル』である。朝鮮王朝の最高学府に男装して通うキム・ユニを演じ、難しい設定をこなしたことで評価を高めた。同作が日本でも放送されたことで、海外のファンも増えた。2011年は『シティーハンター in Seoul』で生活力たっぷりの大統領府警護官を、2012年の『Dr.JIN』では一人二役を演じている。休みなく走り続けた反動もあり、2013年は丸ごと充電期間にあてた。
イメージを脱ぎ捨てた二作
2015年初めに放送を終えたKBS『ヒーラー~最高の恋人~』では、特ダネのためなら手段を選ばない芸能記者チェ・ヨンシンを演じた。役のためにロングヘアを切り、化粧もBBクリーム程度に抑えて「カメラの前で最も多くを捨てた」と語っている。2018年にはtvN『キム秘書はいったい、なぜ?』で、デビュー以来初めてロマンティック・コメディに挑んだ。完璧な仕事ぶりの秘書キム・ミソは、原作の小説とウェブ漫画を交互に何度も読み込んで作った役で、相手役のパク・ソジュンとともに視聴率と話題性の両方で作品を成功に導いた。配役当初は周囲から「崩れた演技ができるのか」と心配されたが、この作品を機に女性視聴者からも好かれるようになったと本人は振り返る。[13][14][15]
ラブコメからメロドラマへ
『キム秘書』の翌2019年には、tvN『彼女の私生活』で美術館の学芸員でありながらアイドルの熱烈なファンという二つの顔を持つソン・ドクミを演じ、「ラブコメの女王」と呼ばれる存在になった。2020年のJTBC『天気がよければ会いにゆきます』では、都会での暮らしに傷ついて田舎町へ戻ったチェロ講師を演じ、抑えた芝居で叙情的な恋愛劇を担った。同じ年にはYouTubeチャンネル「그냥, 박민영(ただのパク・ミニョン)」を開設し、日常を映すVlogで短期間に多くの登録者を集め、2022年には100万人に達している。2022年はJTBC『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』で最年少の総括予報官を、tvN『月水金火木土』では契約結婚を請け負う女性を演じ、後者は海外の配信サービスで長く上位に入った。
復讐劇の大ヒットとその後
2024年に放送されたtvN『私の夫と結婚して』では、親友と夫に裏切られて命を落とした末に10年前へ戻り、運命を作り直す主人公カン・ジウォンを演じた。末期がん患者として登場する冒頭から、人生の2周目で一変するスタイリングまでを一人で演じ分け、大きな反響を呼んだ。同年12月にバンコクで開かれた「Asia Artist Awards 2024」では、俳優部門の大賞にあたる「今年の主演女優賞」とベストアーティスト賞を受けている。『ハイキック』から数えて芸歴20年目に入ったが、これまでの出演作はほぼドラマで、映画は2011年公開のホラー『고양이: 죽음을 보는 두 개의 눈(猫:死を見る二つの目)』のみ。本人も最近は映画への意欲を口にし、海外作品の脚本にも目を通しているという。2026年には、法務チームの仕事一筋の次長を演じるSBSのオフィスロマンス『나인 투 식스(ナイン・トゥ・シックス)』の放送も控えている。[16][10][18]
エピソード
嫌だったユミ役とショートカット
今では原点として愛されるカン・ユミ役だが、当時の本人は本気で嫌がっていたという。「みんなに本当に頭が悪いと思われたらどうしよう」と内心心配していたと『ヒーラー』終了時のインタビューで明かしている。一方で、カメラの存在も知らずに撮った「生の」演技だったからこそ、若い頃の役で一番気に入っているとも話し、今その役が来たら計算が先に立って同じようには演じられないだろうと分析した。その『ヒーラー』では髪をばっさり切り、現場では役に合わせてずいぶん図太くなったという。放送中は視聴者の好意的な感想を検索し、心に残ったレビューを画面キャプチャして保存していたそうで、「贈り物のようだ」と喜んでいた。[13]
役のための徹底した準備
役作りへのこだわりは筋金入りである。『キム秘書』では撮影準備の4か月で4〜5キロ減量し、流行の型ではない秘書らしいスカートと靴はすべて特注した。ベテラン秘書らしく話す速さや発音にも気を配り、話題になったリボンを使ったキスシーンは自ら提案したアイデアだった。『私の夫と結婚して』のがん患者役では、運動だけで絞っても健康的に見えすぎたため極端な方法で37キロまで落とし、叫ぶ演技すらつらい状態だったと告白。「二度とやりたくないし、勧めもしない」と語っている。2026年のtvN『세이렌(セイレーン)』では、ウイスキーと水だけで日々をしのぐという人物設定に合わせ、撮影中は1日3リットル以上の水を飲んで生活パターンまで変えた。劇中の木彫りの場面も本人が実際に彫っている。[15][16][17]
「ソ・ミニョン」と呼ばれる働き者
毎年のように新作を出すことから、牛のように働く「ソ(牛)ミニョン」というあだ名がある。本人は、1〜2か月の休みは甘いが何か月も家でテレビを見て過ごすのは退屈で、点滴を打ってでも撮影現場で演じているときに生きている実感がわくと話す。2025年のTV朝鮮『コンフィデンスマンKR』では、IQ165の天才詐欺師チームのリーダーを演じた。Amazonプライム・ビデオが韓国で初めて手がけたオリジナル作品で、特殊メイクに3時間かかる変装場面もこなしている。『私の夫と結婚して』で最低の夫を演じたイ・イギョンを特別出演に推薦したのも彼女で、台本の一文を読んで真っ先に顔が浮かんだという。2025年には母校の東国大学校に、演劇学部の後輩の学費に役立ててほしいと5千万ウォンを寄付した。[10][19][11]
交際報道と一連の騒動
私生活では、『シティーハンター in Seoul』で共演したイ・ミンホとの交際を公表したことがあるが、約半年で同僚の関係に戻った。『キム秘書』で共演したパク・ソジュンとは長く交際説がささやかれたものの、双方とも否定している。大きな波紋を呼んだのは2022年9月、ある実業家との交際を芸能メディアのディスパッチが報じた件である。相手の経歴や資金をめぐる疑惑が取り沙汰され、所属事務所は「すでに別れており、多額の金銭的支援を受けたこともない」と説明した。翌2023年には、仮想通貨取引所の関連会社が発行した社債の名義借り取引に彼女の名前が使われたと報じられ、参考人として検察の聴取を受けたが、本人は関与を否定している。放送中だった『月水金火木土』は国内で伸び悩み、彼女は2024年1月の『私の夫と結婚して』制作発表会でこの件について謝罪した。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
- 2024年私の夫と結婚してAmazonで探す내 남편과 결혼해줘出演[2]
- 2022年月水金火木土Amazonで探す월수금화목토出演[3]
- 2018年キム秘書はいったい、なぜ?Amazonで探す김비서가 왜 그럴까出演[4]
- 2022年気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!Amazonで探す기상청 사람들: 사내연애 잔혹사 편出演[5]
- 2020年天気がよければ会いにゆきますAmazonで探す날씨가 좋으면 찾아가겠어요出演[6]
- 2019年彼女の私生活Amazonで探す그녀의 사생활出演[7]
- 2018年犯人はお前だ!Amazonで探す범인은 바로 너!出演[8]
- 2017年7日の王妃Amazonで探す7일의 왕비出演[9]
出典
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- パク・ミニョン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 私の夫と結婚して — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 月水金火木土 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- キム秘書はいったい、なぜ? — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?! — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 天気がよければ会いにゆきます — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 彼女の私生活 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 犯人はお前だ! — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 7日の王妃 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- パク・ミニョン、『ハイキック』を振り返る(AAA受賞者インタビュー⑤)Starnews/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- パク・ミニョン、母校・東国大に奨学金5千万ウォンを寄付OSEN/参考出典/確認日 2026-10-08
- パク・ミニョン、『思いっきりハイキック!』出演前の不安を告白HuffPost Korea/参考出典/確認日 2026-10-08
- パク・ミニョン『ヒーラー』終了インタビュー:ユミ役の思い出TV Daily/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 『キム秘書はいったい、なぜ?』放送前インタビューiMBC/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 『キム秘書はいったい、なぜ?』終了インタビューSports Q(News Q)/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 『私の夫と結婚して』終了インタビュー:37kgまでの減量電子新聞(etnews)/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 『세이렌』の役作り:1日3リットルの水と木彫りTenasia/参考出典/確認日 2026-10-08
- SBS新ドラマ『나인 투 식스』出演確定SBS/公式一次情報/確認日 2026-10-08
- 『コンフィデンスマンKR』制作発表会Newsis/参考出典/確認日 2026-10-08