キム・テリ
キム・テリは韓国の俳優である。大学の演劇サークルで演技に目覚め、1500倍のオーディションを勝ち抜いた映画『お嬢さん』で鮮烈にデビューした。『二十五、二十一』『悪鬼』『ジョンニョン:スター誕生』で主要な演技賞を重ね、同世代を代表する女優となった。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
アナウンサー志望から舞台へ
1990年4月24日、ソウルに生まれた。もともとはアナウンサーを目指して慶熙大学の新聞放送学科に進んだが、1年生のときに何気なく入った演劇サークルで舞台に立つうちに芝居の面白さにのめり込み、2年生の頃には演技なら一生続けても飽きないだろうと感じるようになったという。卒業後は大学路の劇団イルに所属し、雑用をこなしながら小劇場の舞台に立って経験を積み、数多くのオーディションを受け続けた。こうした下積みを経て、2016年の長編商業映画デビューにつながっていく。
活動の歩み
『お嬢さん』で一躍注目
転機はパク・チャヌク監督の映画『お嬢さん』(2016年)である。約1500人が応募したといわれるオーディションを突破し、侍女スッキ役で長編映画の主演デビューを果たした。同作はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に招待され、無名の新人だった本人も国内の映画賞で新人賞を次々と受賞した。その後、民主化運動を描いた『1987、ある闘いの真実』で大学生ヨニを、続いて『リトル・フォレスト 春夏秋冬』に主演し、2018年にはtvN『ミスター・サンシャイン』でコ・エシンを演じて初のドラマ出演にして主役を張った。2021年にはSF映画『勝利号』にも出演し、映画とドラマの両方で主演級の地位を固めていった。
受賞を重ねた2020年代
2022年のtvN『二十五、二十一』ではフェンシングに打ち込む少女ナ・ヒドを演じ、第58回百想芸術大賞でテレビ部門女性最優秀演技賞と人気賞を受賞した。受賞の場では「ナ・ヒドからたくさん盗み取った」と役への愛着を語っている。2023年のSBS『悪鬼』ではク・サニョンと悪鬼という一人二役に挑み、同年のSBS演技大賞で大賞(共同受賞)に輝いた。2024年のtvN『ジョンニョン:スター誕生』では女性国劇の世界に飛び込む少女ユン・ジョンニョンを演じ、2025年の第61回百想芸術大賞で3年ぶり2度目のテレビ部門女性最優秀演技賞を手にした。『悪鬼』から『ジョンニョン:スター誕生』まで、一人二役や伝統芸能の歌唱といった負荷の高い役が続いたことから、韓国の雑誌では「なかなか簡単な役を選ばない女優」とも評されている。
エピソード
「宝箱」を探す演技
『ジョンニョン:スター誕生』に向けては、約3年にわたってパンソリや国劇の歌唱を練習したと伝えられ、劇中の歌も自ら披露した。百想芸術大賞では、妥協しないよう努めてきたと語っている。演技観についてはインタビューで、俳優には役を自分に引き寄せるタイプと自分を消して役を作るタイプがあり、自分は前者だと話した。劇団時代の先輩からは、必要なものはすべて自分の中の「宝箱」にあると教わったという。しかし『1987』のヨニと『ミスター・サンシャイン』のコ・エシンでは、どれだけ探しても自分の中に見つからないものがあり、大きな挫折を味わった。長い撮影の末に「キム・テリ」を手放し、コ・エシンという人物そのものから理解しようと方法を変えたと振り返っている。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- キム・テリ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ジョンニョン: スター誕生 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 悪鬼 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 勝利号 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 二十五、二十一 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ミスター・サンシャイン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- リトル・フォレスト 春夏秋冬 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 1987、ある闘いの真実 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08