ジス (1993年生の俳優)
1993年ソウル生まれの俳優。本名キム・ジス。『アングリーママ』『力の強い女ト・ボンスン』などで若手の注目株となったが、2021年に学生時代の校内暴力を告発されて出演中のドラマを降板。社会服務要員として兵役を終え、その後はフィリピンの作品に出演している。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
柔道少年から劇団へ
ジスは1993年にソウルで生まれた。家族の中では末っ子である。演技との出会いは回り道の末だった。小学生時代は柔道に打ち込んだがやめてしまい、中学で勉強に切り替えてもしっくりこない。転機は、演技塾に通っていた友人に付き添ったことだった。そのまま芝居を習い始め、塾の講師が立ち上げた劇団で舞台経験を積む。青少年演劇祭の最優秀演技賞(2010年)、全国青少年独白大会の銀賞(2011年)と結果も残し、2012年にはJYPの公開オーディションで2位に入った。その後は短編映画や舞台を経て、2014年の映画『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』などに出演している。初めて受け取った出演料は、母親と半分に分けたと明かしている。
活動の歩み
『アングリーママ』でブレイク
テレビで一気に注目されたのは2015年のMBC『アングリーママ』である。不良少年コ・ボクドンを演じ、キム・ユジョン扮するチョ・バンウルとの相性がよく、当初は予定になかった二人の恋模様が生まれて視聴者の心をつかんだ。同年のKBS『발칙하게 고고』(ふてぶてしくGO GO)で主要キャストを担い、2016年には『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』、単発ドラマ『ページターナー』、映画『グローリーデイ』に出演。2017年のJTBC『力の強い女ト・ボンスン』では主人公が想いを寄せる刑事イン・グクトゥを演じ、2019年にはNetflixの『初恋は初めてなので』で主演を務めた。
校内暴力の告発と降板
2021年3月、KBS『月が浮かぶ川』で主人公オンダルを演じていた最中に、中学・高校時代の校内暴力を告発する書き込みがネット上に相次いだ。ジスは直筆の謝罪文を公開して一部の加害事実を認め、6話まで放送された時点で自ら降板した。撮影は全20話のうち18話分まで終わっていたため、制作会社は7話からナ・イヌを代役に立てて撮り直し、のちに1〜6話も再撮影した。制作会社は当時の所属事務所キーイーストに損害賠償を求め、約8億8千万ウォンの支払いを命じた二審判決が2026年7月に確定している。ジスは2021年10月から社会服務要員として兵役に就き、老人福祉館での勤務を終えた。その後は学んできた英語を生かしてフィリピンに活動の場を移し、現地のドラマ『Black Rider』や映画『Mujigae』に出演した。
エピソード
デミアン・ライスと「アメリカーノ」
インタビューで自分を一言で表すよう求められ、「アメリカーノ」と答えたことがある。素朴で苦いだけに見えて、実はいろいろな味を秘めている——そんな俳優を目指したいという意味だった。音楽ではデミアン・ライスの大ファンで、『발칙하게 고고』の共演者シン・ジェハ、イ・ウォングンと釜山の来韓公演に出かけ、終演後に本人の路上演奏を間近で見る幸運にも恵まれた。ギターを始めたきっかけは高校3年のとき。レディオヘッド「Creep」のアコースティック演奏に心を奪われ、楽器経験のないまま友人に1か月その1曲だけを教わった。2016年9月には急性骨髄炎の手術を受けている。発症直後の雑誌撮影には松葉づえ姿で現れて現場を驚かせたが、心配をかけたくないとして脚の痛みには触れないよう頼んだという。のちの兵役が社会服務要員としての勤務になったのも、この病気が理由だった。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- ジス (1993年生の俳優) — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 初恋は初めてなので — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 力の強い女ト・ボンスン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08