チェ・シウォン
チェ・シウォンはSUPER JUNIORのメンバーで、グループのセンターを務める歌手・俳優である。中国語を武器にSUPER JUNIOR-Mでも活動し、『彼女はキレイだった』のコミカルな役で俳優としての評価を固めた。ユニセフの活動でも知られる一方、愛犬による事故など大きな論争も経験している。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
ソウル育ちの「御曹司」
チェ・シウォンは1986年4月7日、ソウルに生まれた。父は育児用品メーカーの社長などを務めた実業家で、裕福な家庭の出であることから、芸能界を代表する「金のスプーン(恵まれた家柄の出身者)」としてたびたび話題にされてきた。家は祖母の代からのプロテスタントで、本人も幼い頃から同じ教会に通い続け、信仰を公言している。SMエンターテインメントの練習生だった2004年には北京に渡って数か月間語学研修を受けており、この経験が後のキャリアを大きく左右することになる。
友人を待つ間のスカウト
芸能界入りのきっかけは偶然だった。高校1年生のとき、学校の前で友人を待っていたところをSMエンターテインメントの関係者に声をかけられたという。家族は強く反対したが、事務所の1年近い説得を経て2003年から練習生となった。彼は歌手デビューより先に演技の現場に立った。2004年から2005年にかけて放送された家族ドラマ『부모님 전상서』(両親への手紙)に端役で出演し、2005年3月のドラマ『18・29〜妻が突然18歳?!〜』では主人公の少年時代を演じている。そして同年11月、12人体制で始動したSUPER JUNIORの一員として正式に歌手デビューを果たした。大学は仁荷大学で演劇映画を専攻し、のちに同大学院の文化経営の課程も修了している。
活動の歩み
SUPER JUNIORのセンターとして
グループでは身長183cmの長身と端正な顔立ちからセンターを任され、ボーカルではサブボーカルを担った。中国語が堪能なことから、中国市場向けユニットSUPER JUNIOR-Mにも参加し、ハンギョンが契約問題で離脱した後もユニットの活動を支えた。2014年にはアルバム『MAMACITA』の収録曲「Don't Leave Me」で作詞・作曲に参加し、2023年にはイトゥク、シンドンとのユニットSUPER JUNIOR-L.S.S.を日本で始動させる(韓国デビューは2024年)など、デビュー20年を超えてもグループ活動を続けている。
俳優としての転機
俳優業ではミニシリーズの主演にいきなり飛びつかず、単発ドラマや脇役から経験を積んだ。2010年の『オー!マイレディ』では演技の下手なトップスターという役どころを逆手に取り、同年のSBS演技大賞で新人賞を獲得。『アテナ-戦争の女神-』『ポセイドン』『ドラマの帝王』と出演を重ねた。決定打となったのが2015年の『彼女はキレイだった』で、奇抜で人懐っこい雑誌記者キム・シニョクを演じて大反響を呼び、自ら歌ったOST「너뿐이야」(君だけだ)でも歌唱力が見直された。海外ではアンディ・ラウ主演の『墨攻』(2006年)、ジャッキー・チェン主演の『ドラゴン・ブレイド』(2015年)など中華圏の映画にも出演している。
兵役後の主演作と近年
2015年11月に義務警察として入隊し、2017年8月に満期除隊した。除隊直後には財閥の三男坊が社会に目覚めていく『ピョン・ヒョクの恋』で主演を務め、2019年の『国民の皆さん!』ではKBS演技大賞の優秀賞を受けた。2021年からは『酒飲みな都会の女たち』シリーズでバラエティ番組のPD役を好演し、2024年には遺伝子で運命の相手を探す恋愛ドラマ『DNAラバー』に主演。2025年には主演映画『동화지만 청불입니다』(童話だけど成人指定)が公開され、ハ・ジョンウ監督の映画『ロビー』にも出演した。2026年4月に配信されたNetflixの『사냥개들』(ブラッドハウンド)シーズン2では、主人公たちを支える実業家ホン・ミンボム役で再び出演するなど、俳優業の比重を着実に高めている。
エピソード
愛犬事故という最大の試練
キャリア最大の危機は2017年秋に訪れた。家族が飼っていたフレンチ・ブルドッグが、マンションのエレベーター付近で近隣の女性にかみつき、女性は数日後に敗血症で亡くなった。犬がリードを付けていなかったことが報じられると批判が殺到し、シウォンと父親は謝罪文を公表した。その後、女性の血液から緑膿菌が検出されたと報じられ、シウォン側は犬からは検出されなかったとする獣医師の所見を当局に提出したが、遺体が火葬されていたこともあり感染経路は特定されなかった。遺族側は、法的責任を問うつもりはなく心からの謝罪を望むとの立場を示したと伝えられている。この事件は、韓国でペットのかみつき事故への規制強化を求める世論が高まるきっかけにもなった。
SNSでの発言と波紋
SNSでの影響力も大きく、2015年10月には韓国人として初めてTwitterのフォロワー500万人を突破した。中国のWeiboでも2015年にはフォロワーが1,000万人を超えたと報じられている。その分、投稿が論争を呼ぶこともあった。2025年9月には、銃撃で亡くなった米国の保守派活動家チャーリー・カークを追悼する投稿を行い、その後削除した。後にファン向けの有料メッセージアプリで、政治的立場とは関係なく、講演中に命を落とした一人の家長でありキリスト者を悼んだもので、意図と違う受け取られ方をしたため削除したと説明した。
「マシウォン」と「自信ある!」
メンバーの間では、馬にたとえた「マシウォン」というあだ名が定着している。最初は嫌われているのかと悩み、夜中にリーダーのイトゥクに電話して相談したというが、のちには自分でも持ちネタとして楽しむようになった。もう一つの有名な逸話がリョウクとの口論で、ハイタッチ好きのシウォンに業を煮やしたリョウクと言い合いになり、シウォンの「本当に俺と縁を切る自信があるのか」という問いに、リョウクが「ああ、自信ある!」と即答した。このやり取りは流行語となり、2021年には2人で証券会社ミレアセット証券のCMまで撮影している。
大げさなリアクションと素顔
端正な外見とは裏腹に、笑い話が出ると跳び上がるほどの大きなリアクションが持ち味で、2015年に『無限に挑戦』の「シックスマン」候補として出演した際には、その大仰な反応が「ハリウッドリアクション」と呼ばれて話題を集めた。社会活動にも熱心で、2019年11月にはユニセフ東アジア・太平洋地域の親善大使に任命された。同じ映画に出演したジャッキー・チェンとは誕生日が同じで、親交があることでも知られている。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- チェ・シウォン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ピョン・ヒョクの恋 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- シネマティックドラマ SF8〜夢見た未来〜 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- DNAラバー — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 恋愛なんていらない — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ブラッドハウンド — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08