チョ・ハンチョル
演劇と独立映画で長く下積みを重ね、40代以降に映画・ドラマの名脇役として開花した俳優である。『財閥家の末息子』の次男チン・ドンギ役で広く知られ、王から悪役まで幅広い役を演じ分ける。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
聖劇から始まった俳優の夢
ソウルの清潭洞で生まれ、兄と姉がいる末っ子として育った。カトリック信者で、幼い頃から教会の聖劇に出演するうちに俳優を志すようになったという。清州大学で演劇を学んだ後、韓国芸術総合学校演劇院の演技科専門士課程を修了。1998年の舞台『원룸(ワンルーム)』でデビューし、2004年の舞台版『冷静と情熱のあいだ』では順正を演じた。劇団を運営して演出も手がけながら舞台に立つ日々で、若くして家庭を持ったため、家族を養うために演技指導の仕事も並行してきた。かつて演技を教えたパク・ジヒョンやティファニーとは、後に同じ作品の現場で再会している。
活動の歩み
独立映画から商業映画へ
映画では2000年の『ペパーミント・キャンディー』の端役から出発し、長く独立映画の世界で活動した。転機となったのは、同じく無名だったユン・ソンホ監督との出会いである。二人が組んだ『은하해방전선(銀河解放戦線)』やウェブドラマ『할 수 있는 자가 구하라(できる者が救え)』が独立映画界で話題になり、商業映画の関係者の目に留まった。2015年の『背徳の王宮』、2016年の『LUCK-KEY/ラッキー』で顔が知られはじめ、2018年の『神と共に 第二章:因と縁』では冥界の判官の一人を演じ、初めて1000万人を超えるヒット作に名を連ねた。翌年の『白頭山大噴火』でも大佐役を務めた。
『財閥家の末息子』で迎えた全盛期
ドラマでも『ヒーラー』『プロデューサー』『百日の郎君様』『キングダム』シーズン2、『ヴィンチェンツォ』『海街チャチャチャ』と出演を重ねたが、強い印象を残す当たり役には恵まれなかった。もっとも『百日の郎君様』の王や『キングダム』シーズン2の傍系王族のイ・ウォニュなど、威厳ある役柄もこなしていた。それが一変したのが2022年の『財閥家の末息子』で、スニャン・グループの次男チン・ドンギを立体的に演じ、原作を超えたと評された。2023年は『スティーラー〜七つの朝鮮通宝〜』で主要人物を演じ、APANスターアワーズの優秀演技賞を受けたうえ、年末には『婚礼大捷』の王役でKBS演技大賞の助演賞も手にした。デビューから25年を経て、ようやく賞に恵まれた年だった。その後も『京城クリーチャー』『となりのMr.パーフェクト』『広場』『トリガー』などに出演し、2024年2学期からは母校・清州大学の映画映像学科で専任教授も務めている。
エピソード
次男を演じた末っ子と、40年来の野球愛
チン・ドンギ役の準備では原作をあえて読まず、家庭における「二番目の子」の役割や心理について調べたという。本人は末っ子で、役に重ねられる経験がなかったからだと語っている。作品のヒットについては謙遜するが、自分がかなり有名になったことを娘に教えられて知ったという。183cmの長身でスーツ姿が映えることでも知られ、『ヴィンチェンツォ』や『財閥家の末息子』の背広姿は視聴者の目を引いた。私生活ではプロ野球LGツインズの前身MBC青龍の時代からのファンで、2023年に球団が優勝するとSNSのプロフィール画像を優勝エンブレムに替えたほど。2024年4月には念願の始球式を務め、その日チームはサヨナラ勝ちを収めた。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- チョ・ハンチョル — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- となりのMr.パーフェクト — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ヴィンチェンツォ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 京城クリーチャー — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 智異山 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 財閥家の末息子 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 100日の朗君様 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08