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チョン・イソ

정이서Jeong E-suh
俳優・女優

本名チョン・ドンファ。長い無名期間を経て、ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』のピザ店店主役で強い印象を残した女優。『Mine』『おつかれさま』などドラマと映画を行き来しながら、着実に出演作を重ねている。

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

親の反対と20歳の決意

チョン・イソは1993年8月13日生まれで、本名はチョン・ドンファという。3歳から米国で暮らし、小学5年生のときに韓国へ戻った。新しい環境に馴染もうとするなかで、一人で映画館に通うのが趣味になり、初めて劇場で観た2006年の映画『각설탕(角砂糖)』で映画の力を知って、俳優という職業に惹かれたという。ただ内向的な性格もあって、その夢はしばらく誰にも打ち明けられなかった。思いが抑えきれなくなった20歳のとき、ようやく入試向けの演技塾に通い始める。2015年に映画『레볼루션(レボリューション)』でデビューした後は、短編や独立映画に地道に出演を重ねたが、名前を知られる機会はなかなか訪れなかった。小さな役でも現場に立ち続けた日々が、のちの飛躍の土台となった。

活動の歩み

『パラサイト』のピザ店店主

転機は2019年の『パラサイト 半地下の家族』である。物語の序盤、半地下の一家がピザの箱を折る内職をする店の若い店主を演じた。短い出番ながら、一家に対して強い立場で振る舞う姿は観客に鮮烈な印象を残し、同作がカンヌ国際映画祭パルム・ドールやアカデミー賞作品賞を受賞して世界的な成功を収めると、彼女も「あのピザ屋の社長」として国内外の観客に記憶されるようになった。この役はもともと40〜50代を想定していたが、制作陣が年齢設定を下げて彼女を起用したとされる。

映画からドラマ、配信へ

『パラサイト』以降は商業作品への出演が増えた。映画では『サムジンカンパニー1995』『ジョゼと虎と魚たち』(韓国版)、パク・チャヌク監督の『別れる決心』などに出演。2021年のtvN『Mine』では財閥家ヒョウォン家で働くメイドのキム・ユヨンを演じ、ドラマでも存在感を示した。雇い主にも臆せずものを言う芯の強い女性で、やがて一家の御曹司ハン・スヒョクと結ばれる重要な役どころである。2025年のNetflix『おつかれさま』では、キム・ソンホ演じる人物の恋人として登場し、「あのピザ屋の社長だったのか」と改めて話題を呼んだ。2026年にはNetflix『원더풀스(ワンダフルズ)』でソク・ジュラン役を演じ、『맨 끝줄 소년(最後列の少年)』にも特別出演している。

エピソード

いたずら電話だと思った

『パラサイト』の出演オファーの電話を受けたとき、彼女は最初、いたずら電話だと思い込んだという。オーディションでは別の役に応募していたため、まさかポン・ジュノ監督から指名されるとは考えもしなかったのである。衣装合わせの際に監督から「いい顔だ」と声をかけられたことも、忘れられない思い出として語っている。『Mine』のオーディションでは、ほかの役でも構わないかと聞かれて「いいえ、キム・ユヨンをやりたいです」と即答し、役を勝ち取った。今後については、さまざまな役を一つずつ積み重ねたいとし、「今はまだ始まったばかり」と話している。

若い店主にした理由

なぜ若い自分が店主に選ばれたのか、具体的な理由は聞かされていないという。それでも彼女は、映画の後半に刑事らしくない刑事や医者らしくない医者が登場するように、あえて「ピザ屋の社長らしくない社長」が求められたのではないかと推測している。さらに、年下の店主が半地下の一家に横柄に振る舞うほうが、観客の居心地の悪さが増すのだろうとも分析した。ワンシーンでも観客の記憶に残る演技から、その後も「シーンスティーラー」と呼ばれることが多い。

プロフィール

生年月日
1993年8月13日[1]
出生地
韓国[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2019年パラサイト 半地下の家族Amazonで探す기생충出演[2]

出典

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  1. チョン・イソ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. パラサイト 半地下の家族 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08