チャン・ウォニョン
IVEのメンバーで、グループの顔として知られる歌手である。2018年に『PRODUCE 48』で1位となりIZ*ONEのセンターとしてデビューし、2021年にIVEとして再デビューした。音楽番組MC、広告、ブランドアンバサダーでも存在感を示し、前向きな発言は「ウォニョン的思考」として流行語になった。
更新 2026-10-09/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
姉の卒業式でスカウト
2004年8月31日、ソウルに生まれた。幼い頃からアイドルを目指していたわけではなく、転機は姉の中学校の卒業式に出かけた日に訪れた。会場近くでスターシップエンターテインメントの関係者に声をかけられ、練習生になったのである。姉のチャン・ダアも後に女優として芸能界入りしている。練習生期間は1年余りと短く、その間にはYDPPのミュージックビデオなどにも顔を見せていた。
『PRODUCE 48』で頂点に
2018年、スターシップの練習生としてMnetのサバイバル番組『PRODUCE 48』に出演した。韓国と日本の練習生が競う番組で、まだ10代前半ながら堂々とした舞台度胸で注目を集め、最終回で1位を獲得した。生放送の決勝が奇しくも14歳の誕生日である8月31日に重なったことも話題になった。こうして日韓合同のプロジェクト・グループIZ*ONEのセンターに選ばれ、同年10月29日にデビューを果たした。
学業と活動の両立
デビューが早かったため、中学課程は検定試験で修了し、その後ソウル公演芸術高校を卒業した。10代半ばから韓国と日本を行き来する多忙な日々を送ったが、のちに本人は「芸能の仕事を始めてから、恥ずかしかったり放送がつらかったりしたことは一度もない」と語っている。10代の大半をカメラの前で過ごしながら、その環境を負担ではなく楽しみとして受け止めてきたことがうかがえる言葉である。
活動の歩み
IZ*ONEからIVEへ
IZ*ONEは期間限定のプロジェクトとして約2年半活動し、韓国と日本の両方でヒットを重ねた。2021年4月の活動終了後、彼女は所属事務所に戻り、同年12月1日に6人組IVEのメンバーとして再デビューする。デビュー曲『ELEVEN』に続き『LOVE DIVE』『After LIKE』が立て続けにヒットし、IVEは第4世代ガールズグループを代表する存在となった。デビュー翌年の2022年には、年末の授賞式で新人賞と大賞をあわせて手にするという前例のない快挙を成し遂げた。アルバムの販売枚数が100万枚に届くまでの期間はガールズグループとして最短で、音楽番組で13回以上1位を取った曲も生まれている。
MCと広告の顔
ステージの外で彼女の名を広めたのは進行役としての仕事である。KBS 2TV『ミュージックバンク』では約2年間MCを担当し、年末の『KBS歌謡大祝祭』『SBS歌謡大祭典』の司会にも起用された。授賞式『AAA』のMCは3年続けて務め、日本語や英語での進行もこなして海外のファンを喜ばせた。CMでは化粧品から飲料まで幅広い商品の顔となり、ファッション分野ではミュウミュウ、ジュエリーではフレッドのアンバサダーに選ばれている。『ランニングマン』『スーパーマンが帰ってきた』『サロンドリップ2』といったバラエティでも、気取らない話しぶりが好評だった。
世界の舞台と最新の動き
2024年夏、IVEは米国のロラパルーザ・シカゴと日本のSUMMER SONICに相次いで出演した。前年10月にソウルから始まった初のワールドツアーは19か国27都市を巡り、デビュー3年でKSPO DOME(旧体操競技場)に立ったソウルのアンコール公演を経て、東京ドーム公演へとつながった。近年は作詞も手がけ、パフォーマー以外の面でも評価を高めている。2026年2月に出た2ndフルアルバム『REVIVE+』には、彼女が作詞し、ツアーで先に披露していたソロ曲「8」が正式に収録された。同年10月には新作『Looks Can Kill』でのカムバックが予告されている。
エピソード
「ラッキービッキー」の誕生
彼女を象徴する言葉が「ラッキービッキー」である。英語名のVickyに「ラッキー」を重ねた造語で、2024年のツアー中にスペインのパン屋を訪れた際、前の客がパンを買い占めてしまったのに、おかげで焼きたてを手にできたと喜んだ話がきっかけとされる。ファンが「水が半分しかない」を「練習後に飲むのにちょうどいい量」と言い換えるパロディを作ったことで拡散し、どんな状況も幸運と捉える発想が「ウォニョン的思考」と呼ばれるミームになった。本人は2025年1月の『ユ・クイズ ON THE BLOCK』で、これは自己正当化ではなく日常への感謝なのだという趣旨の説明をしている。前向きな発想は企業の人材教育にまで届き、ある大手グループが新入社員の研修修了式でこの考え方を紹介したと報じられた。
「仕事を楽しむ人」
彼女の仕事観をよく表すのが、アイドルなら「軽く押せば自然に出てくるポーズがなければならない」という言葉である。準備を積み重ねて反射的に動けるようにしておくという意味で、こうした姿勢はパク・ジニョンからも「仕事が好きで楽しみ、しかもきちんとこなしている感じがする」と評された。カラーコンタクトや髪形が流行の手本になるほどの影響力を持つ一方で、ライブの安定感を年々増していったことから、成長を見せ続けるアーティストとしても語られるようになった。
バラエティでも「ラッキー」
前向きさはバラエティでもたびたび笑いを生んでいる。2025年のKBS2『クレイジー・リッチ・コリアン』では、悪天候のなか「心配いらない、私は運がいいから」とチームを励まし、実際に出番の頃に雨が上がったことで「ウォニョン的思考が通じた」と話題になった。一方、同年に出演したウェブバラエティでは軍の訓練体験に挑み、あまりの厳しさに「ここでタクシーはつかまるのか」と冗談を飛ばして脱出を試みる姿が笑いを誘った。
悪質YouTuberとの法廷闘争
デビュー以来、虚偽の噂を流すいわゆる「サイバーレッカー」の標的にもなってきた。彼女はYouTubeチャンネル「脱徳収容所」の運営者を相手取り民事・刑事の両面で争い、損害賠償訴訟では控訴審で5,000万ウォンの支払いを命じる判決が2025年に確定した。刑事裁判でも運営者は有名人7人を中傷する動画で収益を得たとして有罪となり、2026年1月に大法院で懲役2年・執行猶予3年が確定している。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- チャン・ウォニョン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- EYES ON ME:THE MOVIE — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09