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チョ・ユリ

조유리Jo Yu-ri
歌手俳優・女優

チョ・ユリは2001年釜山生まれの歌手・俳優である。オーディション番組『PRODUCE 48』で最終3位に入りIZ*ONEのメインボーカルとしてデビューし、解散後はソロ歌手として活動。Netflix『イカゲーム』シーズン2・3の妊婦ジュニ役で俳優としても広く知られるようになった。

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

ピアノを手放して歌へ

チョ・ユリは2001年10月22日、釜山で生まれた。幼い頃に打ち込んでいたのは歌ではなくピアノで、およそ7年にわたってピアニストを目指して練習を続けた。しかし家庭の事情もあって、その夢は途中で断念することになる。中学時代に合唱団や校内のポップソング大会で歌う楽しさを知り、目標は歌手へと移っていった。のちに本人は、ピアノをやめて歌に出会った瞬間を、人生に差し込んだ一筋の光のようだったと語っている。歌は彼女にとって、挫折の後に現れた救いのような存在だったのである。

不合格を重ねた10代

歌手を志してからも道のりは平坦ではなかった。SMエンターテインメントやJYPエンターテインメントのオーディションを受けたが、いずれも合格には至らなかった。2017年にはMnetのサバイバル番組『アイドル学校』に、事務所に所属しない個人練習生として参加したものの、最終順位は15位でデビュー組には届かなかった。番組終了後にストーンミュージックエンターテインメント(現WAKEONE)の練習生となり、約9か月の準備期間を経て次の挑戦に臨む。

『PRODUCE 48』での逆転

2018年、日韓合同のオーディション番組『PRODUCE 48』に出演した。放送の途中では順位を落とし、デビュー圏外に沈んだ時期もあった。それでも最終生放送で3位に浮上し、日韓混成グループIZ*ONEのメンバーとして選ばれた。2度目のサバイバル番組でようやくつかんだデビューであり、同年10月29日にデビュー曲『La Vie en Rose』で活動を始めた。

活動の歩み

IZ*ONEのメインボーカル

IZ*ONEではメインボーカルを担い、『La Vie en Rose』『Violeta』などの楽曲で力強い高音とアドリブを聴かせた。歌うだけでなく、グループのアルバム収録曲「いつか僕たちの夜も過ぎていくだろう(언젠가 우리의 밤도 지나가겠죠)」では作詞・作曲にも参加している。IZ*ONEはもともと期間限定のプロジェクトグループで、2021年4月に活動を終えた。最後の挨拶で彼女は、ファンの手紙や応援メッセージを読むことが毎日の活力だったと感謝を述べている。

ソロ歌手としての再出発

グループ終了から半年後の2021年10月7日、シングルアルバム『GLASSY』でソロデビューした。その後も『Loveable』などのアルバムを重ね、透明感と爆発力をあわせ持つ声でソロの立場を固めていった。俳優業に比重を移した時期を経て、2025年7月には約2年ぶりとなる3枚目のミニアルバム『Episode 25』で歌手活動に戻り、バンドサウンドやポップロックなど新しい音楽にも踏み込んでいる。所属は練習生時代から変わらずWAKEONEで、デビュー前から同じ事務所で歩み続けている。

『イカゲーム』で俳優として飛躍

演技の道は2022年のウェブドラマ『ミミクス』(原題『미미쿠스』)で本格的に始まった。大きな転機となったのが、2024年12月に配信されたNetflixシリーズ『イカゲーム』シーズン2である。彼女が演じたのは、お腹に子どもを抱えたままゲームに参加する222番のジュニ。2025年のシーズン3でもこの役を続け、極限状況で生き延びようとする姿は世界中の視聴者の目にとまった。2026年9月に公開されたイ・チャンドン監督の新作映画『可能な愛』(原題『가능한 사랑』)では、チョン・ドヨンが演じるミオクの少女時代を担当し、中学生役に違和感がないと話題になった。

エピソード

「死ぬ覚悟で」の練習生

練習生時代の彼女を象徴するのが、「何でも命がけでやります。死ぬ覚悟で臨みます」という意気込みである。サバイバル番組でのこの宣言は強烈な印象を残し、ファンの間ではいまも語り草になっている。もっとも本人は、のちに雑誌のインタビューで当時を振り返り、デビューだけを見て走っていたので言葉が激しすぎた、と照れくさそうに語った。今ならもっと違う言い方ができるとして、代わりに挙げたのが「音楽が私の生きる理由」という一言だった。

再出発は「リレー」

IZ*ONEの活動終了後、ソロデビューを控えた時期の雑誌インタビューで、彼女はこの再スタートを新しい「出発」とは捉えていないと話した。歌手を夢見て走り始めた頃は、どの方向へ進めばいいのかさえ見えなかった。今はそれとは違い、受け取ったバトンを手に落ち着いて走り出す段階であり、たとえるなら「リレー」なのだという。同じインタビューでは、自分に厳しい性格であることも明かした。経験を積むほど注意してくれる人は減っていくため、せめて自分自身は厳しくあろうと決めている、という趣旨である。ファンに支持される理由を尋ねられた際にも、どれだけ真面目に努力しているかを皆が知っているからではないか、と答えている。

20歳で感じた戸惑い

20歳を迎えた2021年のインタビューでは、大人になった実感は薄いと打ち明けている。練習や曲作り、メンバーとのにぎやかな日常が10代の頃と何も変わらなかったからだ。それでも、年明けに母親が買ってきたケーキで家族が新年を祝ったときには、うれしさの一方で漠然とした怖さもよぎったという。子どもの頃に思い描いた「誰もが見習いたくなる大人」に自分が本当になれるのか、自信が持てなかったのである。とはいえ彼女の答えはシンプルで、最初の気持ちを忘れずに根気よく努力を重ねるしかない、というものだった。別の機会には、ひとところに留まらず、見るたびに新しい一面が見える人になりたいとも語っている。アイドル、ソロ歌手、俳優と活動の場を広げてきたその後の歩みは、まさにこの言葉を実践したものといえる。

プロフィール

生年月日
2001年10月22日[1]
出生地
釜山広域市[1]
国籍
韓国[1]
職業
歌手 / 俳優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2024年イカゲーム (シーズン2)Amazonで探す오징어 게임 2出演[2]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. チョ・ユリ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. イカゲーム (シーズン2) — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08