イ・ジョンソク
イ・ジョンソクは韓国の俳優。モデルとして芸能界に入り、『学校2013』『君の声が聞こえる』で人気を確立した。2016年の『W -君と僕の世界-』、2022年の『ビッグマウス』でMBC演技大賞の大賞を受賞。2026年にはDisney+『재혼 황후』で王子ハインリを演じる。[6][17][19]
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-08
生い立ちとデビューまで
テコンドー少年の転機
イ・ジョンソクは1989年、京畿道水原市で生まれた。子どものころは俳優ではなく運動選手を目指しており、テコンドーは公認4段の腕前だったと紹介されている。ところが中学2年生のころに交通事故で十字靭帯を痛め、リハビリのために休んでいた時期に、俳優という仕事を夢見るようになった。思いがけない怪我で競技の道が閉ざされたことが、のちに芸能界へ進むきっかけになったのである。この経緯は2015年にtvNの番組『名簿公開2015』でも取り上げられた。[1][6]
モデルとして芸能界へ
俳優を夢見ていた彼は、路上でスカウトされてモデル専門の事務所に入り、まずはモデルとして芸能界に足を踏み入れた。2007年には事務所を移り、学生服ブランドの広告モデルやエキストラの仕事をこなしながら、俳優への足がかりを探した。早くからモデルの仕事を始めたため、学生時代は同級生となかなか打ち解けられなかったと本人は後に明かしている。その経験は、高校生役を演じる際に難しさを感じる理由にもなったという。モデルとして積み上げた長身と独特の存在感は、のちに俳優としての大きな武器となっていく。[6][9]
落選続きの末につかんだ役
俳優を志してからの道のりは平坦ではなかった。本人によれば、『맨땅에 헤딩』(原題「素手でヘディング」)や『個人の趣向』など、数多くのドラマのオーディションを受けては落ち続けたという。そんな中で受けたのが、SBSドラマ『シークレット・ガーデン』の天才作曲家サン役だった。人気アイドルが次々にオーディションを受けたと聞いて一度は諦めかけたが、役がなかなか決まらないとのうわさを耳にして最終日に会場へ向かい、役を勝ち取った。この作品で脚光を浴び、2011年2月にはSBSのトーク番組『強心臓』に出演して当時の裏話を披露している。[8][7]
活動の歩み
『学校2013』『君の声が聞こえる』で飛躍
MBCのシットコム『ハイキック3〜短足の逆襲』で制服姿を見せた後、KBS『学校2013』では、口数が少なく秘密を抱えた高校生コ・ナムスンを演じた。2012年12月31日のKBS演技大賞で同作により新人賞を受賞し、詩「草花」の一節になぞらえて、長く見てこそ愛おしくなる俳優になりたいと語った。続くSBS『君の声が聞こえる』では、人の心を読む超能力を持つ高校生パク・スハに扮した。2013年8月の放送終了時には、スハを通じて俳優という夢に一歩近づき、自信と力を得たとコメントしている。当時はすでに次の映画『ノー・ブレシング』の撮影に入っていた。[9][10][11][12]
大賞俳優へ、そして悪役への挑戦
2016年にはMBCドラマ『W -君と僕の世界-』でMBC演技大賞の大賞を受賞した。2017年の映画『V.I.P. 修羅の獣たち』では、北朝鮮の権力者一族の息子で残虐な連続殺人犯キム・グァンイルを演じ、それまでの温かいイメージを覆す初の本格的な悪役に挑んでいる。同年9月27日に始まったSBS『あなたが眠っている間に』にも主演し、2018年11月27日には単発ドラマ『死の讃美』で天才劇作家キム・ウジンを演じた。2019年1月26日にはtvN『ロマンスは別冊付録』の放送が始まり、作家や編集者たちの出版社を舞台にしたラブコメディーに出演した。[17][13][2][14][3]
服務を終えて『ビッグマウス』で復帰
2019年3月からは社会服務要員として代替服務に就き、2021年1月2日に召集解除となった。その日、自身のSNSに「行ってきました」と記した写真を載せ、ファンにあいさつしている。ドラマへの本格復帰作は、2022年7月29日に始まったMBC『ビッグマウス』である。勝率10%の三流弁護士が偶然の事件に巻き込まれ、天才詐欺師「ビッグマウス」に仕立てられるパク・チャンホを演じた。最高視聴率は13.7%で、同年に放送されたMBCのミニシリーズで最も良い成績を収めた。12月30日の2022 MBC演技大賞では、『W』以来2度目となる大賞を受け、イム・ユナとともにベストカップル賞も受賞した。[15][5][17]
法廷ドラマからファンタジー大作へ
2025年にはtvNドラマ『서초동』(原題。ソウルの法曹街の地名)で、9年目のアソシエイト弁護士アン・ジュヒョンを演じた。同世代の弁護士5人の日常を描いた作品で、最終回を前に、共演者たちのおかげで乗り切れたことを大きな幸運と呼び、半年ほどアン・ジュヒョンとして生きてきたが、これからはイ・ジョンソク本人としてもっとあいさつしたいと語った。2026年11月4日には、同名のウェブ小説を原作とするDisney+のシリーズ『재혼 황후』(原題「再婚皇后」)が配信予定で、謎めいた西王国の王子ハインリを演じる。演出のチョ・スウォン監督は、どこでも見せたことのない姿で、一瞬ごとの眼差しをよく表現したと評している。[18][19]
エピソード
「消えろ」の一言で勝ち取った役
『シークレット・ガーデン』のオーディションでは、役柄が天才音楽家だったため最初に歌を披露したが、脚本家のキム・ウンスクに途中で止められ、本当に下手だとたしなめられたという。続いて渡された台本に「消えろ」というせりふを見つけた彼は、これだけは生かそうと決め、キム・ウンスク本人に向かって生意気な調子で言い放った。脚本家の眉がぴくりと動き、不機嫌そうに見えたため失敗したと思ったが、返ってきたのは、サンはあなたがやりなさい、いちばん役を生かしていた、という言葉だった。本人は番組で、「消えろ」の一言で俳優になったと笑わせている。[8][7]
超能力をどう演じるか
『君の声が聞こえる』の出演を決めたのは、超能力を持つ少年を演じる機会などそうはないと思ったからだという。『学校2013』の後は高校生役の依頼が非常に多く、同じ高校生役であることに迷いもあったが、役の魅力が勝った。準備で最も悩んだのは、心を読む瞬間の身ぶりだった。相手の目を見るときに何か特別な仕草が必要だと考えていろいろ試したものの、どれも滑稽になってしまった。カン・ドンウォン主演の『超能力者』や同世代のキム・ボムが出演した『サイコメトリー』も参考にした末、目の表現を中心にすっきり演じるのがいちばんだという結論に至ったと語っている。[11]
『V.I.P.』で壊したイメージ
『V.I.P. 修羅の獣たち』は、彼が脚本を読んで自らパク・フンジョン監督に出演を申し出た作品である。以前から男臭い映画に出たいと思いながら、自分が似合うのか自信を持てずにいたが、この役なら自分の持ち味を武器にできると考えたという。撮影では、善人役に慣れた癖でせりふの調子を本能的に和らげてしまい、そのたびに監督に修正された。いつもは小型カメラで自分の演技を撮って確認するが、この現場では監督にモニターを見ることを止められた。最初に撮った凄惨な冒頭場面の後は一日中気分が悪かったと明かしつつ、完成した映画を見て、初めて自分の演技を悪くないと思えたと振り返っている。[13]
義理を通した出演と復帰作の重み
『死の讃美』へのノーギャラ出演は大きな話題となった。演出のパク・スジンは『あなたが眠っている間に』で共同演出を務めた人物で、同作が単独演出のデビュー作だった。本人は、単発ドラマへの特別な愛情と、パク・スジンとの義理を守るために出演すると説明している。復帰作『ビッグマウス』については、パク・チャンホは自分にとっても大きな挑戦で、人生が一変する第1話の結末が最も記憶に残ると語った。2022年の大賞受賞時には、20代で初めて大賞を受けたときは賞の意味が分かっていなかったが、30代になって受けた今回は責任と重みが違って感じられると述べている。[14][16][17]
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- イ・ジョンソク — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- あなたが眠っている間に — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ロマンスは別冊付録 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 死の讃美 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ビッグマウス — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- tvN『名簿公開2015』、イ・ジョンソクの過去を紹介テンアジア/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『強心臓』イ・ジョンソク、『シークレット・ガーデン』オーディションの裏話アジアトゥデイ/参考出典/確認日 2026-10-08
- イ・ジョンソク『シークレット・ガーデン』キャスティング秘話デイリー韓国/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『学校2013』制作発表会でイ・ジョンソクが学生時代を語るニューデイリー/参考出典/確認日 2026-10-08
- 2012 KBS演技大賞、イ・ジョンソクらが新人賞SBS芸能ニュース/公式一次情報/確認日 2026-10-08
- 『君の声が聞こえる』イ・ジョンソク、超能力少年役を語る(インタビュー)女性東亜/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 『君の声が聞こえる』イ・ジョンソク終了コメントニュースピム/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『V.I.P.』イ・ジョンソク、初めての悪役を語る(インタビュー)SBS芸能ニュース/本人・関係者インタビュー/確認日 2026-10-08
- 『死の讃美』イ・ジョンソク、ノーギャラ出演の理由MBC PLUS(エムスプニュース)/参考出典/確認日 2026-10-08
- イ・ジョンソク、社会服務要員の召集解除後にあいさつSBSニュース/公式一次情報/確認日 2026-10-08
- 『ビッグマウス』イ・ジョンソク終了コメントスポーツ朝鮮/参考出典/確認日 2026-10-08
- MBC演技大賞、『ビッグマウス』イ・ジョンソクが大賞聯合ニュース/参考出典/確認日 2026-10-08
- 『서초동』出演陣の終了コメントOSEN(朝鮮ビズ掲載)/参考出典/確認日 2026-10-08
- Disney+『재혼 황후』、イ・ジョンソク演じるハインリのスチール公開SBS芸能ニュース/公式一次情報/確認日 2026-10-08