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ユ・ジェソク

유재석Yoo Jae-suk
俳優・女優歌手

ユ・ジェソクは1972年ソウル生まれのコメディアン・MC。1991年にデビューしながら長い下積みを経験し、『無限に挑戦』『ランニングマン』『遊ぶなら何する?』などで韓国バラエティの頂点に立った。地上波3局の芸能大賞と百想芸術大賞で通算21回の大賞を受け、「国民MC」「ユヌニム」と呼ばれる。

更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

大学お笑い祭の奨励賞

1972年8月14日、ソウルで生まれた。ソウル芸術専門大学(現・ソウル芸術大学)の放送演芸科に進んだ1991年、KBSが初めて開いた「大学お笑い祭」で奨励賞を受け、KBSの公開採用7期のコメディアンとして放送の世界に入った。同期にはキム・グクジン、キム・ヨンマン、パク・スホンらがいる。結局、大学は中退している。華々しい入口に見えるが、ここから彼を待っていたのは、同期たちが次々と人気者になっていくのを横目で見ながら過ごす長い無名時代だった。

カメラが怖い新人

最大の壁はカメラの前に立つと極度に緊張してしまう「カメラ恐怖症」だった。台詞を飛ばす、段取りを間違えるといった失敗が重なり、与えられるのは拍手をするだけの役や、着ぐるみをかぶる端役ばかり。決まっていた出演を当日に取り消され、KBSの建物の前で20分ほど泣いたという苦い思い出も、後に番組で明かしている。転機の一つは、KBS『自由宣言土曜日』のコーナーでバッタの着ぐるみ姿のリポーターを務めたことだった。ここから付いた「メトゥギ(バッタ)」というあだ名は、のちの全盛期まで長く彼のトレードマークになる。無名期間はおよそ8〜10年とされ、彼の謙虚さや共演者への気配りは、この時期の経験と結びつけて語られることが多い。

活動の歩み

「国民MC」への階段

2000年代初め、MBC『目標達成!土曜日』の「同居同楽」や、KBS『スーパーTV 日曜日は楽しい』の「恐怖のクンクンタ」などで進行役として頭角を現し、SBS『X-MAN』、KBS『ハッピートゥゲザー』と看板番組を次々に任されるようになった。とりわけ2003年から2020年まで司会を務めた『ハッピートゥゲザー』は彼のトーク進行の基盤となり、2026年7月には音楽オーディション形式で6年ぶりに復活した。2005年には『ハッピートゥゲザー フレンズ』でKBS芸能大賞を受け、初の大賞を手にする。翌2006年に正規放送が始まったMBC『無限に挑戦』は、無謀な挑戦や長期プロジェクトを積み重ねる形式で社会現象となり、2018年の終了まで彼の代表作であり続けた。この時期の成功には、パク・ミョンスとの掛け合いが欠かせなかったと評されている。

ランニングマンから部キャラへ

2010年に始まったSBS『ランニングマン』では、チ・ソクジン、ハハ、イ・グァンスらとのチーム戦を率い、アジア圏で韓国バラエティの知名度を広げる役割を果たした。同番組は今も続く長寿シリーズで、彼はその中心に立ち続けている。2018年からは『ユ・クイズ ON THE BLOCK』で一般の人々や話題の人物と向き合うトークに挑戦し、2019年にはMBC『遊ぶなら何する?』をスタート。ここで生まれたのが、トロット歌手「ユ・サンスル」、イ・ヒョリ、RAINと組んだ混成グループ「SSAK3(싹쓰리)」のメンバー「ユ・ドゥレゴン」、ボーカルグループ企画「MSG Wannabe」を仕掛ける制作者「ジミー・ユ」といった「部キャラ(サブキャラクター)」で、いずれも大きなブームを生んだ。

通算21回目の大賞

テレビの外にも活動の場を広げ、YouTubeのトーク企画『ピンゲゴ(핑계고)』では、台本に頼らない雑談形式で新たなファン層をつかんだ。バラエティ『틈만 나면(隙さえあれば)』など新番組にも出演を続けている。所属事務所は、音楽レーベルとして知られるアンテナに移った。2025年12月のMBC放送芸能大賞では『遊ぶなら何する?』で大賞に選ばれ、2005年の初受賞から数えて通算21回目という前人未到の記録を打ち立てた。受賞スピーチでは、なれるかどうかはわからないが30個まで挑戦したい、と冗談まじりに次の目標を口にしている。

エピソード

アナウンサーとの結婚

2008年、当時MBCのアナウンサーだったナ・ギョンウンと結婚した。現在は1男1女の父である。デビューから30年を超えても目立ったスキャンダルがほとんどなく、長く第一線にいながら好感度を保ち続けている点は、韓国の芸能界でも珍しい存在として語られる。同業者からの評価も特異で、コメディアンのイ・スグンは彼を「道徳の先生」と呼び、自分を見失いそうな時に一度会えば気持ちを立て直せる先輩だと語った。同じ席で大先輩のイ・ギョンギュも、芸能人なら多少の隙はあって当然なのに、彼はその域を超えて人々に尊敬される存在になったと評している。

部キャラの収益はすべて寄付

ユ・サンスルとしての「合井駅5番出口」「愛の再開発」、SSAK3の「다시 여기 바닷가(再びここ、海辺)」など、部キャラで出したヒット曲の収益は、番組を通じて寄付に回されてきた。ユ・サンスルは、何も知らされないままトロット歌手としてデビューさせられるという『遊ぶなら何する?』の企画「ポンポユ(뽕포유)」から生まれたキャラクターで、本人の戸惑いぶりも含めて人気を集めた。2021年初めまでに番組の部キャラ企画から寄付された額は約18億ウォンにのぼり、小児がん患者や欠食児童の支援などに充てられたと報じられた。災害や生活困窮者の支援などへの寄付もたびたび伝えられ、「寄付天使」という呼び名まである。本人は善行を大きく語らない方だが、こうした積み重ねが「どこへ行っても美談が絶えない人」という評判を支えている。

「夢がない」という言葉

トップに立ち続ける秘訣を問われることの多い彼だが、仕事の現場を一緒に体験するバラエティ『일로 만난 사이(仕事で会った仲)』で「自分には夢がない」と口にして周囲を驚かせたことがある。先の目標に縛られず、その日の収録に集中するという姿勢の表れとして受け止められ、共感を呼んだ。その姿勢は日々の習慣にも表れており、毎日新聞に目を通し、他の芸人が出演するバラエティもくまなくモニターしていることが度々紹介されてきた。評論家がよく挙げる彼の強みは、芸能人ではない出演者も含めた大人数を仕切り、相手の持ち味を引き出して笑いにつなげる進行力である。

プロフィール

生年月日
1972年8月14日[1]
出生地
韓国 / ソウル特別市[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優 / 歌手[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2020年식스센스出演[2]
  2. 2018年ユ・クイズ ON THE BLOCKAmazonで探す유 퀴즈 온 더 블럭出演[3]
  3. 2024年아파트404出演[4]
  4. 2018年犯人はお前だ!Amazonで探す범인은 바로 너!出演[5]
  5. 2018年미추리 8-1000出演[6]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. ユ・ジェソク — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  2. 식스센스 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  3. ユ・クイズ ON THE BLOCK — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  4. 아파트404 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  5. 犯人はお前だ! — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
  6. 미추리 8-1000 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08