ジェイ・パーク
シアトル出身の韓国系アメリカ人歌手・ラッパー・ダンサー。2PMのリーダーとしてデビューしたが2009年に脱退し、その後ソロで再起。AOMG、H1GHR MUSIC、MORE VISIONを立ち上げ、焼酎ブランドまで手がける実業家としても知られる。
更新 2026-10-09/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
シアトルのBボーイ
ジェイ・パークは1987年、米ワシントン州シアトル近郊で韓国系の家庭に生まれ育った。少年時代はブレイクダンスに打ち込み、地元のBボーイクルー「Art of Movement(AOM)」の一員として踊っていた。2004年、JYPエンターテインメントがシアトルで開いたグローバルオーディションに合格したことで人生が大きく動き、翌2005年1月、まだ高校生のうちに単身韓国へ渡った。家族はアメリカに残り、彼は言葉も文化もよく分からない国で、いつデビューできるかも分からない練習生生活を始めることになった。
2PMリーダーとしてデビュー
のちに本人が明かしたところによると、来韓直後は家族もおらず、言葉も文化も分からない環境で孤独を感じていたという。それでも約4年間の練習生期間を耐え、2008年にJYPの男性グループ2PMのリーダーとしてデビューした。アクロバティックなパフォーマンスを売りにしたグループの中で、Bボーイ出身の身体能力と英語力は大きな武器となり、グループのリアリティ番組『Wild Bunny』やSBS『スターキング』に出演するなど、バラエティでも存在感を高めていった。
活動の歩み
MySpace騒動と脱退
順調に見えた活動は2009年9月に暗転する。練習生だった2005年ごろに彼がSNSのMySpaceに書き込んだ私的な投稿が掘り起こされ、「韓国を見下している」とする報道が一斉に広がったのである。彼はファンカフェで、慣れない生活の不安を周囲のせいにした幼い書き込みだったと謝罪したが、批判は収まらず、9月8日に2PM脱退を表明し、その日のうちにシアトルへ発った。空港には引き留めようとするファン約500人が集まったと伝えられる。のちに問題の文章は誤訳され文脈を無視して広まったという指摘が相次いで同情論も強まったが、2010年2月、JYPは別の「私生活上の過ち」があったとして専属契約の解除を発表した。その中身は明かされていない。
ソロでの再起とAOMG
渡米後の彼がYouTubeに投稿したB.o.Bの「Nothing on You」のカバーは大きな反響を呼び、再起の足がかりとなった。2010年6月には映画『Hype Nation』の撮影のため韓国に戻り、同年7月にサイダスHQと契約してソロ歌手として再出発した。2013年にはヒップホップ・R&BレーベルAOMGを設立し、自らアーティスト兼代表として韓国ヒップホップシーンの中心人物となっていく。Mnetのラップサバイバル番組『SHOW ME THE MONEY』にはシーズン4でLOCOと、シーズン6でDok2と組んでプロデューサーとして出演した。2017年にはジェイ・Zが率いる米ロック・ネイションと契約し、同年チャチャ・マローンとともにH1GHR MUSICも立ち上げた。
経営者として、アーティストとして
2021年末、ジェイ・パークはAOMGとH1GHR MUSICの代表職を退くと発表した。翌2022年3月には新会社MORE VISIONを設立し、同年には自ら開発した蒸留式焼酎ブランド「元焼酎(WONSOJU)」を発売して事業家としても注目を集めた。音楽面では、2022年3月にIUを迎えたシングル「GANADARA」が各音源チャートで1位を獲得し、同年のMAMA AWARDSでベストヒップホップ&アーバンミュージック賞を受けた。秋には『SHOW ME THE MONEY 11』にSlomと組んで出演し、チームのイ・ヨンジが優勝したことで優勝プロデューサーにもなった。
10年ぶりの音楽番組と世界ツアー
2023年はKBSの深夜音楽番組『The Seasons』の最初のシーズン『パク・ジェボムのドライブ』でMCを務め、JTBC『PEAK TIME』の審査員、グッチのグローバルアンバサダーにも起用された。2024年は誕生日の4月25日から連作シングル「Jay Park Season」を始動し、ナッティとの「Taxi Blurr」では自身の曲としては10年ぶりに『M COUNTDOWN』や『ミュージックバンク』といった音楽番組に出演した。10月には『EVERYTHING YOU WANTED』以来8年ぶりのR&Bフルアルバム『THE ONE YOU WANTED』を発表した。2025年5月にはソウル単独公演「Serenades & Body Rolls」を皮切りにワールドツアーを始め、夏にアジア・オセアニア12都市を回った。2026年秋には、同年1月にMORE VISIONからデビューさせたボーイズグループLNGSHOTをゲストに迎え、北米と欧州を回っている。
エピソード
退任後も後輩のために
代表職を退いた後も、育てたアーティストへの思いは変わらなかったようだ。2023年4月、タイで開かれた世界最大級のヒップホップフェス「ローリング・ラウド」に出演した際、本来は自身のソロステージだった枠に、pH-1やGroovyRoom、SIK-Kら新旧のH1GHR MUSIC所属アーティストを呼び込み、大舞台を経験させた。前日にはジェシーのステージにサプライズで登場し、彼女のMORE VISION加入をその場で発表して観客を驚かせている。経営者とプレーヤーを自在に行き来する、彼らしいエピソードである。
ファンとの距離感
ジェイ・パークはSNSや動画を通じてファンと直接つながることを好む。2024年2月には、自身のVlogの元祖ともいえるYouTubeシリーズ「Jay Park TV」を約10年ぶりに再開した。同年の「Your/My」のミュージックビデオでは、トレードマークのタトゥーをメイクで隠した姿を見せて話題になった。8月には11年ぶりとなるファンミーティングを開き、2回公演が完売したため1回を追加。前日にはファンへの贈り物として、その場のテーマ曲「Dedicated 2 U」をサプライズで配信した。「GANADARA」のダンス映像を自身の誕生日に公開するなど、踊り手としての顔も今なお健在である。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- ジェイ・パーク — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- EVERYTHING YOU WANTED — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- The Road Less Traveled — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09