韓国芸能人wiki
バインダーに戻る

コ・ドゥシム

고두심Go Doo-shim
俳優・女優

済州島出身の俳優で、1972年にMBC公募タレントとしてデビュー。『田園日記』などで「国民の母」と呼ばれ、地上波3局の演技大賞と百想芸術大賞のテレビ部門大賞をすべて受賞した唯一の俳優である。

更新 2026-10-09/出典確認 2026-10-09

生い立ちとデビューまで

済州の大家族から上京

コ・ドゥシムは1951年、済州島の済州邑(現・済州市)で7人きょうだいの5番目として生まれた。両親は戦前、ミクロネシアで雑貨や食料品を扱う店を営んでいたという変わった経歴を持ち、帰郷後は大規模に農業を営んだ。中高生時代は韓国舞踊に打ち込み、高校時代には舞踊の特技生として大学へ進む道も開けたが、家族の強い反対で断念する。それでもソウルへ出たかった彼女は、ソウルの大学に通う兄の食事の世話をするという名目で家族を説得し、上京後は会社勤めをしながら暮らした。

一度は女優をやめた新人時代

転機は1972年、MBCの第5期公募タレント試験だった。同期の中で首席という好成績での合格だったが、最初の台本読み合わせでは、ファンだった先輩俳優キム・ソンオクの姿に足がすくみ、「台詞を言えません」と口にしてしまったという。その後も『捜査班長』などで回ってくるのは端役と使い走りばかりで、収入にもならず、ついに演技を諦めて以前勤めていた会社に戻る。再びカメラの前に立つきっかけをくれたのは、彼女の素質に目を留めていたドラマPDからの連絡で、『葦』で復帰を果たした。1975年には『밀물(満ち潮)』で子どもを授からず婚家で苦労する嫁を演じてMBC新人賞を受け、1977年に済州の偉人キム・マンドクの一代記『정화』で主演すると、ようやく世間に名前が知られるようになった。

活動の歩み

「国民の母」と大賞の記録

1980年に始まった『田園日記』で全国的な人気を得て、『雪中梅』(1984年)、『사랑의 굴레(愛のくびき)』(1989年)などを経て1980年代を代表する女優となった。とりわけ初めてKBS作品に出演した『사랑의 굴레』では、夫を疑い続ける神経質な妻を演じ、口癖の「잘났어 정말(ご立派ですこと)」は流行語になった。その後は庶民的な母親役を数多く演じて「国民の母」と呼ばれる。演技大賞はKBSで3回、MBCで2回、SBSで1回の計6回受賞し、1993年には百想芸術大賞のテレビ部門大賞も手にした。2004年にはKBSとMBCの大賞を同じ年に受賞している。2020年には銀冠文化勲章を受けた。

70代で広がる役柄

70代に入ると、演じる役は「母」から「祖母」へと自然に移っていった。ただし出演作の幅はむしろ広がっている。災害アクション映画『EXIT イグジット』に出たかと思えば、『ケリョン仙女伝』『ヒーローではないけれど』(2024年)といったファンタジー色の強いドラマにも登場し、同世代の俳優があまり出ない若手中心の作品にも積極的に参加している。故郷を舞台にした『私たちのブルース』では、島で育った本人だからこそ話せる済州方言が際立ち、共演陣の中でも台詞の自然さが高く評価された。紀行番組『고두심이 좋아서(コ・ドゥシムが好きで)』では各地を訪ね、土地の人々と語り合う素顔を見せている。

エピソード

済州の顔、そして家族

済州道の広報大使を務め、母校の中学・高校には奨学金を寄付している。島での影響力は大きく、『私たちのブルース』の撮影中に酔った老人が撮影隊を怒鳴りつけた際、彼女が「サムチュン、私を見て。コ・ドゥシムよ」と声をかけ、一緒に町内をひと回りして場を収めたという逸話を共演者が明かしている。私生活では1976年に一般男性と結婚し、1998年に離婚した。俳優の息子キム・ジョンファンとは『ディア・マイ・フレンズ』で姉弟役を演じ話題になった。若くして母親役が続いたため、悲恋のヒロインを一度も演じられなかったことが心残りだとも語っている。

プロフィール

生年月日
1951年5月22日[1]
出生地
済州市[1]
国籍
韓国[1]
職業
俳優・女優[1]

作品

年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。

  1. 2017年支度Amazonで探す채비出演[2]
  2. 2018年マイ・ディア・ミスターAmazonで探す나의 아저씨出演[3]
  3. 2018年ケリョン仙女伝 恋の運命はどっち!?Amazonで探す계룡선녀전出演[4]
  4. 2019年EXIT イグジットAmazonで探す엑시트出演[5]
  5. 2024年ヒーローではないけれどAmazonで探す히어로는 아닙니다만出演[6]

出典

リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。

  1. コ・ドゥシム — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  2. 支度 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  3. マイ・ディア・ミスター — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  4. ケリョン仙女伝 恋の運命はどっち!? — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  5. EXIT イグジット — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
  6. ヒーローではないけれど — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09