ピョン・ヨハン
ピョン・ヨハンは、中国留学と兵役を経て遅れて演技の道に入り、独立映画で鍛えた実力を『未生-ミセン-』で広く知らしめた俳優である。『ハンサン ―龍の出現―』で韓国の主要映画賞の助演賞を総なめにし、2026年にはティファニー・ヤングとの結婚を公表した。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
中国留学から兵役へ
1986年、仁川に生まれた。父は牧師で、「ヨハン」という名も十二使徒の一人から父が選んだものである。演劇との出会いは中学2年の頃だった。高校時代、留学先としてアメリカか中国かを父に委ねられて中国を選び、休みのたびに現地へ通った末、20代の初めにはハルビンで2年ほど学んだ。その留学を断ち切ったのは父からの一本の連絡である。「プレゼントがある」と言われて帰国してみると、手渡されたのは入営通知書だったと本人は笑い話にしている。こうして2006年から2008年まで陸軍で服務した。
父に内緒の受験準備
除隊後、中国へ戻る気になれなかった彼は、父に知らせないまま演技の塾に通い、韓国芸術総合学校演劇院の入試に挑んだ。留学と兵役を経ての入学だったため、2009年入学と同期より遅いスタートである。在学中は学生作品や独立映画、短編映画に次々と出演し、その数は30本を超えた。2011年の短編『토요근무(土曜勤務)』が出発点とされ、役の大小を選ばず現場を重ねたことが、のちの幅広い演技の土台になった。
活動の歩み
独立映画の「怪物」から『未生』へ
長編『ソーシャルフォビア』では2014年のソウル独立映画祭で独立スター賞を受け、インディーズ界ではすでに注目株だった。同じ2014年、tvNドラマ『未生-ミセン-』で、口が達者で人懐っこい新入社員ハン・ソクユルを演じて一般にも名前が広まる。続くSBS『六龍が飛ぶ』では「三韓一の剣」と呼ばれる剣客イ・バンジを演じ、2015年のSBS演技大賞でニュースター賞と長編ドラマ部門の優秀演技賞を受けた。
悪役で掴んだ助演賞の三冠
2018年の『ミスター・サンシャイン』では、ヒロインの許婚で、劇中きっての美男とされるキム・ヒソンを演じ、視聴者の人気を集めた。映画では2021年の『茲山魚譜 チャサンオボ』で青年チャン・チャンデを演じ、釜山映画評論家協会賞の男優賞を受賞。転機となったのは2022年の『ハンサン ―龍の出現―』である。李舜臣と対峙する日本の武将・脇坂安治を冷徹に演じ、大鐘賞と青龍映画賞の助演男優賞を獲得、翌年の百想芸術大賞でも助演賞に輝いて、韓国三大映画賞をすべて制した。男性俳優では故キム・ジュヒョク以来の快挙とされる。
主演作が並んだ2024年以降
2024年5月15日には、主演映画『彼女が死んだ』とディズニープラスのドラマ『サムシクおじさん』が同じ日に公開されるという珍しい巡り合わせがあった。同年はMBCドラマ『白雪姫には死を~BLACK OUT』で主人公コ・ジョンウを演じ、MBC演技大賞でベストアクター賞を受けている。2024年2月には新事務所TEAMHOPEへ移籍。2026年には映画『パヴァーヌ』に出演したほか、人気シリーズの新作『타짜: 벨제붑의 노래(タチャ:ベルゼブブの歌)』で主人公チャン・テヨンを演じ、9月の公開を迎えた。
エピソード
ティファニー・ヤングとの結婚
2025年12月、少女時代のティファニー・ヤングと翌年に結婚するとの報道が出た。事務所は結婚を前提に交際していると認めつつ、日取りは決まっていないと説明し、同日、本人のインスタグラムには手書きの手紙が載せられた。2026年2月の『パヴァーヌ』制作発表会で結婚について問われると、作品になぞらえて「愛という感情は科学でも説明できない」と語って会場を和ませた。同月27日、事務所は二人が婚姻届を提出したと発表し、今後は家族を招いた礼拝形式のささやかな式を検討していると伝えた。
句点と口ひげと人情
撮影のない日は運動と愛犬の散歩で過ごすといい、多い日には散歩に6〜7回出たこともあると番組で明かしている。香水はトム・フォードを10年以上愛用しつつ、作品ごとに役柄に合わせて香りを替えるというこだわり派でもある。インスタグラムでは共演者との写真や現場の様子を頻繁に載せ、ファンのコメントにも丁寧に返信する。短い一言の最後に必ず句点を付ける理由を問われると、「できるだけ中立的な立場で伝えたいから」と説明した。口ひげを好むことや、共演者への面倒見の良さでも知られ、ラッパーのスウィングスに会った際には喜びのあまり頬にキスをしてしまったこともある。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- ピョン・ヨハン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- サムシクおじさん — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 白雪姫には死を~BLACK OUT — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ミスター・サンシャイン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08