EJAE
ソウル生まれ、米国育ちのシンガーソングライター・作曲家。SMエンタテインメントで約12年練習生を続けながらデビューできず、作曲家に転身した。Netflixのアニメ映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』で主人公ルミの歌声と主題歌「Golden」を担い、グラミー賞とアカデミー賞を手にした。
更新 2026-10-09/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
「キャンディ」に憧れた少女
EJAEこと本名キム・ウンジェは1991年にソウルで生まれた。両親は米ニュージャージーで暮らしており、生後まもなく渡米して小学2年まで現地で育つ。4歳の頃、H.O.T.の「Candy」を韓国語も話せないまま正確な音程で口ずさむのを聞いた叔父に「この子は歌手になるべきだ」と言われ、それが夢の原点になったという。一家が韓国へ戻ると、母と毎日のようにカラオケに通って歌を磨き、2003年、イ・スマン本人が審査に加わったオーディションに合格してSMエンタテインメントの練習生となった。当時11歳で、朝7時に練習室へ入り夜11時まで残る日々を送り、ダンスの上達が遅いことに悩んで一人で泣いたこともあったと振り返っている。
12年目の挫折
練習生生活の途中で米国の大学に進み、音楽産業と心理学を専攻した。在学中は休暇にだけ帰国し、普段は事務所から出される課題を映像で提出するという遠隔の練習生生活を続け、早期卒業して事務所に戻っている。それでもデビュー組に名前が挙がることはなく、2015年、23歳で退所した。事務所からは、透明感のある声を求めていた方針とハスキーな声質が合わないこと、背が高すぎることを理由として説明されたという。本人は、努力すれば報われるという信念が崩れ、しばらく自分の低くざらついた声に劣等感を抱いたと語っている。
活動の歩み
作曲家として裏方へ
退所から1か月ほど部屋にこもったあと、家族に背中を押されて弘大近くのカフェに通い、毎日長時間ビートを作り、ほかのプロデューサーの手を借りながら作詞作曲を覚えた。その後は米国に拠点を移し、K-POPのソングライターとして活動を広げる。Red Velvetの「Psycho」をはじめ、TWICEやaespaなど人気グループの楽曲制作に名を連ね、かつて自分がなれなかったアイドルたちに歌を書く立場になった。
ルミの声で世界へ
転機は2025年にNetflixで配信されたアニメ映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』である。劇中のガールズグループHUNTR/Xのリーダー、ルミの歌声を担当し、主題歌「Golden」の作詞作曲にも参加した。曲は米ビルボードHot 100で1位に到達し、2026年にはK-POPの楽曲として初めてグラミー賞を受賞、続く3月のアカデミー賞でも歌曲賞に輝いた。授賞式ではHUNTR/Xの歌唱陣とともにステージに立っている。作品のヒットを受けて2025年にはシングル「In Another World」で自ら歌手デビューも果たした。
エピソード
挫折を歌にした受賞スピーチ
「Golden」は、自分を隠して生きてきた主人公が本当の姿で輝こうとする歌で、EJAEは長い練習生時代の悔しさを重ねて書いたと明かしている。アカデミー賞の壇上では涙をこらえきれず、この賞は成功ではなく立ち直る力についてのものだと語った。デビュー曲「In Another World」も、もともとは他の歌手に提供するつもりで作った曲で、映画の成功がなければ自分が歌手になることは考えもしなかったという。練習生時代、熱心に歌の練習をする姿を見た少女時代のユリから「あなたは絶対に成功する」と声をかけられた思い出も、のちにトーク番組で披露している。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- EJAE — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- DNA (More Than a Game) — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09