パク・ジョンミン
1987年生まれの俳優。高麗大学を中退して韓国芸術総合学校へ進み、2011年の『番人』でデビュー。『東柱』の宋夢奎役で新人賞、『悪から救え』で助演賞、『顔』で主演賞を受け、出版社を営む文筆家としても知られる。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
名門高校から映画の道へ
パク・ジョンミンは1987年3月24日、京畿道安山市に生まれ、ソウルの上渓洞から城南市盆唐へと移り住みながら育った。高校は忠清南道公州にある全寮制の進学校・韓一高校で、そこから高麗大学の人文学部へ進んだが、映画を撮りたいという思いが勝って大学を去る。次に選んだのは韓国芸術総合学校の映像院映画科で、入学後には演技科へ移るという珍しい道をたどった。どちらも狭き門で知られる学科であり、しかも演技の実績をほとんど持たない学生の転科だったことから、異例の進路変更として語られている。
活動の歩み
『番人』から『東柱』へ
2011年、独立映画『番人』で主人公の友人ベッキーを演じてデビューし、イ・ジェフンとぶつかり合う場面で注目された。しかしその後は『伝説の拳』『風邪』『オフィス』などで脇役が続き、大きなヒット作には恵まれなかった。2015年の『応答せよ1988』では、ソン・ボラの元恋人として短時間出演しただけで強烈な印象を残している。転機は2016年、イ・ジュニク監督の『東柱』だった。詩人・尹東柱の従兄で独立運動家の宋夢奎を演じ、青龍映画賞と百想芸術大賞の新人賞をそろって受賞した。
実力派としての歩み
2018年の『それだけが僕の世界』ではサヴァン症候群の青年ジンテを演じ、ピアノを一から学んで代役なしで演奏し、共演したイ・ビョンホンから努力を絶賛された。『サバハ』『始動』を経て、2020年の『悪から救え』では予告編にも登場しない謎めいた役ユイで青龍映画賞と百想芸術大賞の助演男優賞を受賞する。2021年の『地獄が呼んでいる』ではテレビ局PDペ・ヨンジェを演じ、苛立ちをにじませるリアルな演技がSNSで繰り返し切り取られた。同年には映画『奇跡』で風変わりな数学の天才を演じ、オムニバス『アンフレームド』の一編で初めて監督も務めている。2023年の『密輸』、2024年の『ハルビン』などの大作にも出演した。2025年公開のヨン・サンホ監督『顔』では父と息子の二役を演じ、この作品で百想芸術大賞の映画部門最優秀演技賞に輝いた。
エピソード
辞めるつもりだった男
キャリアが伸び悩んでいた時期、パク・ジョンミンは本気で俳優をやめ、海外へ留学するつもりでいたという。その準備を進めていたところに舞い込んだのが『東柱』の出演依頼で、脚本を読んだ彼は「これだけやってから行こう」と心を決めた。結果的にこの一本が彼の人生を変えることになる。青龍映画賞では宋夢奎に恥じない生き方をしたいと述べ、拍手を浴びている。『悪から救え』で賞を受けた際には、撮影中にいつも「大丈夫か」と声をかけてくれ、その後亡くなった友人への思いを語った。
出版社代表という顔
文章を書くことでも知られ、自ら出版社「無題」を立ち上げている。2024年末には、予定の撮影を終えた後に1年ほど俳優業を休むと明かし、「活動中断」と大きく報じられて戸惑ったという。理由については、鏡に映る自分の表情が映画で見た顔のようで、演技の癖を壊すには休息が必要だったと説明している。休んでいる間は出版の仕事に力を入れ、2025年12月には演劇『ライフ・オブ・パイ』のパイ役で久々に舞台へ戻った。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- パク・ジョンミン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 地獄が呼んでいる — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ミスター・サンシャイン — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08