チョン・ドンファン
全羅北道金堤出身のベテラン俳優。1960年代に舞台で出発し、テレビ・映画で気品ある権力者や父親役を数多く演じながら、今も毎年のように大作演劇に立ち続ける「演劇俳優」である。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
舞台から始まった俳優人生
チョン・ドンファンは1949年、全羅北道金堤に生まれた。ソウル演劇学校(現在のソウル芸術大学)で演劇を学び、1960年代半ばに舞台で俳優としての一歩を踏み出した。1970年代に入るとKBSの特別採用タレントとして放送の仕事も始めたが、出発点が劇場だったことは彼の自己認識を今も強く形づくっている。
活動の歩み
上流階級と父親役の名手
テレビでの当たり役は、財閥の会長、政府の高官、大学教授といった「上に立つ人物」である。品のある風貌と通る声がそうした役に説得力を与え、穏やかな紳士の顔の下に計算高さを隠した人物も多く演じてきた。『秋の童話』(ソン・ヘギョ演じるヒロインの父)、『野人時代』、『相続者たち』の会長役などがその系譜に連なる。とはいえ悪役一辺倒ではなく、『ホテルデルーナ』のノ支配人のような温かい人物や市井の人も自然に演じる。劇中で娘を苦しめる父親役が重なったことから、ファンには「悪い父親専門」とからかわれることもある。映画では『サバハ』に出演し、『ソウルの春』(2023年)では大統領チェ・ハンギュを演じた。
エピソード
演劇への愛着と受章の言葉
本人がまず名乗るのは「演劇俳優」である。ドラマを掛け持ちしながらも年に1〜2本は主役級の舞台に立ち、『オイディプス』やダンテの『神曲』、『ゴーゴンの贈り物』などの大作に出演してきた。2009年には明洞芸術劇場の再開館式にも舞台人として出席している。発言にも舞台人らしい硬骨さがあり、2019年のKBS演技大賞で連作単幕劇賞を受けた際には、お金に流されがちなドラマ界を憂えつつ、単幕劇を守るKBSの姿勢を評価した。2025年10月に宝冠文化勲章を受けた席では、すでに世を去ったチョン・ユソンと、闘病中だった先輩イ・スンジェがその場にいないことを惜しみ、イ・スンジェの快復を願った。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
リンク先の著作権は各発行元に帰属します。本文は転載せず、確認した事実をもとに書き起こしています。
- チョン・ドンファン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 監査します — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ハベクの新婦 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- アバウトタイム〜止めたい時間〜 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- ホテルデルーナ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08