パク・ジフ
パク・ジフは2003年大邱生まれの俳優である。2019年の映画『はちどり』で主人公ウニを演じて国内外で主演女優賞や新人賞を受け、Netflix『今、私たちの学校は…』やtvN『シスターズ』、映画『コンクリート・ユートピア』を経て、2025年からはロマンスドラマのヒロインも務めている。
更新 2026-10-08/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
大邱の街角で声をかけられて
パク・ジフは2003年11月7日、大邱広域市東区に生まれた。両親と姉のいる家庭で育ち、子どもの頃は市の白日場(作文大会)で2等に入るなど、文章を書くことも得意だったという。芝居の世界に入ったきっかけは小学5年生のとき、大邱の繁華街・東城路を歩いていて演技スクールの関係者にスカウトされたことである。
端役から主演への助走
最初のスクリーン出演は2016年の映画『隠された時間』で、主人公に似た子どもというごく小さな役だった。その後もKBS2『黄金の私の人生』(2017年)の端役、映画『目撃者』(2018年)などで現場経験を積み、2017年には短編映画『나만 없는 집』(私だけいない家)で主演も経験している。同じ2017年に撮影されたのが、のちに彼女の名を広める長編『はちどり』だった。撮影時は中学生で、公開までに約2年を要している。長編映画で主役を務めるのは、これが初めてだった。
心理学と演技のあいだで
高校時代は撮影のために登校できない日が多かったが、明るくおしゃべりな性格で、休むと級友がその不在を寂しがったという。学生時代には大邱市教育庁の施策「착한 교복」(手頃な価格の制服)のモデルを務めたこともある。修学能力試験を終えて友人と遊ぶ様子を収めたVlogでは、ふとした会話に大邱なまりがのぞく。進学にあたっては、犯罪心理を扱う報道番組を好んで観ていたこともあり心理学科も考えたが、本業である演技をきちんと学びたいと考え、漢陽大学の演劇映画学科へ進んだ。現在は休学しながら俳優活動を続けている。
活動の歩み
『はちどり』で最年少の主演女優賞
キム・ボラ監督の『はちどり』(2019年8月公開)で、1994年のソウルを生きる14歳の少女ウニを演じた。公開前の2019年5月には米トライベッカ映画祭の国際長編部門で最優秀女優賞を受け、同映画祭の最年少受賞者となった。同年秋にはロンドン東アジア映画祭でも新人俳優賞を受け、国内でも韓国映画評論家協会賞の新人女優賞、ディレクターズ・カット・アワードなどを受け、2020年の野の花映画賞では歴代最年少で主演女優賞に輝いた。トライベッカでの受賞直後の2019年5月には、BHエンターテインメントと専属契約を結んでいる。
ゾンビ学園から『シスターズ』へ
2022年1月に配信されたNetflix『今、私たちの学校は…』では、ゾンビに占拠された高校で生き延びようとする主人公ナム・オンジョを演じた。作品が世界的にヒットしたことで一気に知名度が上がり、SNSのフォロワーも急増した。同年9月からはtvN『シスターズ』で三姉妹の末っ子オ・インヘを演じ、キム・ゴウン、ナム・ジヒョンと共演。同年のAPANスターアワードでは、『今、私たちの学校は…』での演技により女性新人賞を受けた。同年末にはNewJeans「Ditto」のミュージックビデオにも登場し、物語の鍵となる少女を演じている。
MC経験を経てドラマ主演へ
2023年の映画『コンクリート・ユートピア』では、大地震後に唯一残ったマンションで暮らす少女ヘウォンを演じ、エンディング曲「아파트」も自ら歌った。同年7月から翌年4月まではSBS『人気歌謡』のMCを務め、東京公演の司会も担当した。2025年にはSBS『사계의 봄』(四季の春)でバンドを舞台にした物語のヒロイン、キム・ボムを演じて初めてロマンスの主役を担い、同年10月にはTVINGで配信された『スピリット・フィンガーズ』でも主演した。同作は2026年1月からENAでも放送され、同年6月には映画『순례자들은 왜 돌아오지 않는가』(巡礼者たちはなぜ戻らないのか)が公開された。『今、私たちの学校は…』シーズン2への続投も伝えられている。
エピソード
温祚役は迷わず自分で選んだ
『今、私たちの学校は…』のオーディションで当初挑んだのは、のちにチョ・イヒョンが演じたチェ・ナムラ役だったという。台本読みの後、イ・ジェギュ監督にどちらの役が合うと思うかと問われ、ためらわずにナム・オンジョを選んだ。生徒役の中で最年少だったため、1994年生まれの共演者たちに冗談で「おじさん、おばさん」と呼びかけて場を和ませたほか、撮影中は宿舎でチキンをよく出前していたというエピソードも語っている。共演したユン・チャニョンは大学の2年先輩にあたり、撮影現場で彼がよく着ていた大学のジャンパーをきっかけに同校に関心を持ち、入試の助言も受けたと明かした。
イ・ビョンホンの冗談が現実に
BHエンターテインメントに入って間もない頃、同僚の結婚式で事務所の先輩イ・ビョンホンに会い、「僕の娘役をやればいい」と冗談を言われた。数年後の『コンクリート・ユートピア』で二人は実際に共演している。同作のエンディング曲については、自分は音痴だが何度も練習して精一杯歌ったと率直に話している。ロールモデルには同じ事務所のハン・ジミンを挙げ、20歳になってから一緒に公演を観て、人生初のワインを飲んだこともSNSで報告した。ドラマ『사계의 봄』では共演者とバンド「투사계」として音楽番組や年末授賞式のステージにも立った。
EXOへの変わらぬ愛
熱心なEXOファンとして知られ、『はちどり』のキム・ボラ監督もそれを明かしている。2021年のインタビューでは「EXOは何十年経っても心に抱いていく存在」と語り、家族のように情を分け合った相手だと表現した。ほかにも、偶然チャンネルを合わせたMnet『SHOW ME THE MONEY 6』でラップを聴いて以来のウ・ウォンジェやNewJeansのファンを公言している。座右の銘は「誠実に、情熱的に生きよう」。2025年5月には地元大邱の野球場でサムスン・ライオンズ対LGツインズ戦の始球式を務め、故郷のファンの前に立った。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- パク・ジフ — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 光と鉄 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- シスターズ — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08
- 今、私たちの学校は… — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-08