ウ・ジョンシン
ウ・ジョンシンは1970年生まれの韓国の声優である。1993年にMBC声優劇会11期として入社し、『名探偵コナン』の灰原哀や『ポケットモンスター』のムサシ(韓国名ロサ)などで知られる、30年以上のキャリアを持つベテランである。
更新 2026-10-09/出典確認 2026-10-09
生い立ちとデビューまで
教会の舞台から声優の道へ
ウ・ジョンシンは1970年2月19日に生まれた。子どもの頃から物怖じしない明るい性格で、歌のうまさから歌手を夢見たこともあったという。芝居との最初の接点は教会で上演していた劇である。京畿大学でドイツ語ドイツ文学を専攻した時期には演劇サークルに入り、舞台に立つ一方で演出も手がけた。大学を出たあとは就職やMBC合唱団など複数の道を検討したものの、最終的に選んだのは演技だった。新聞で見つけた声優学院の広告を手がかりに学び始め、知人の縁で週末ごとに個人指導も受けた末、MBC声優劇会の公開採用に合格し、1993年に11期生として入社している。のちに西江大学言論大学院で演劇映画を専攻し、修士号も取得した。
活動の歩み
新人で主役を連発
入社後の滑り出しは異例だった。1年目のうちにMBCの『ピンク・パンサー』で主人公を任され、その後番組の『요술소녀』でも主役の少女を演じている。地上波の新人が立て続けに主演を務めるのは珍しく、本人は後年、先輩声優ホン・シホのYouTube番組に出演した際にその事情を説明した。MBCは1985年の10期から8年間公募を行わず、1993年にようやく11期を採用したため、新人の自分たちに仕事が集中し、なかでも自分は運よく主役に当たることが多かったのだという。1996年に専属期間を終えてフリーランスになってからは、アニメに加えて外画、ラジオドラマ、ゲームと活躍の場を広げ、若手の育成にも携わっている。2023年には声優生活30周年を迎えた。
灰原哀とムサシ、幅広い当たり役
ファンの間で代表作とされるのは『名探偵コナン』の灰原哀(韓国名ホン・ジャンミ)である。『ポケットモンスター』ではアドバンスジェネレーション以降ロケット団のムサシ(ロサ)を担当し、それ以前もゲスト出演していたため、韓国語版の全シリーズに出演した唯一の声優とされる。『犬夜叉』『デジモン』にも出演し、40代でリメイク版『HUNTER×HUNTER』に起用されて初めて少年ジャンプ原作に参加、その後『ONE PIECE』のヴィオラも演じた。ゲームでも『原神』『クッキーラン:キングダム』などに声を当てている。
エピソード
「声帯年齢10歳」の美声
澄んだ高音の声質は同業者の間でも恵まれていると評され、病院で検査を受けたところ声帯の年齢が10歳の女の子並みと言われたという逸話がある。ツンデレ役を多く演じてきたことから、ペ・ジョンミと並ぶ韓国ツンデレ声優の双璧と呼ばれることもある。灰原哀への思い入れは特に強く、インタビューでは愛情は言葉にできないほどだと語り、哀がコナンを好きかと問われて顔を赤らめる場面もあった。
プロフィール
作品
年は作品の公開日・放送開始日です。本人の参加時期を示すものではありません。
出典
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- ウ・ジョンシン — 人物の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09
- ポケットモンスター: ジョウト地方の物語、最終章 — 出演者・公開日の構造化データWikidata/構造化出典/確認日 2026-10-09